晴れ、ときどき更新



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2021.8.11
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#1431 不用心な鳥

カイツブリが、岸から3メートルのところに巣を構えました。
人間のそばにいれば、天敵のカラスに襲われにくいのかもしれません。

ひとつだけ卵が白いのは、少し遅れて後から産んだようです。
時間が経過をするにつれて、殻に色がつきます。

雄と雌が交代で抱卵をしますが、両方とも留守にする場合は、
落ち葉を被せて、見えないように隠してから出かけます。
たまに忘れてしまい、丸出しのこともあり、
用心深いのかそうではないのか、よくわからない鳥です。


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■■■ 2021.8.12 ■■■
#1432 森の貴婦人

ハグロトンボが、1匹だけいます。
かつては、群れで見かけることもありましたが、
河川改修の影響なのか、最近は滅多にお目にかかれません。

10年ほど続いた工事も、ようやく終了をしたので、
これから、復活できるかもしれません。
それが可能なだけの数が、現在いてくれればの話ですが。

ひらりひらりと優雅に飛ぶ姿は、まるで貴婦人のようで、
そばにいると、ついシャッターを切りたくなるのです。


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■■■ 2021.8.13 ■■■
#1433 迫真の演技

我が家の玄関先に、ニホンカナヘビが棲んでいます。
7センチくらいの、かなりのおちびさんです。

襲われた場合、身を守る方法は2通りあります。
尻尾を切り離して、相手がそちらに気を取られているうちに逃げるか、
もうひとつは、その場で一か八かの死んだふりです。
仰向けになるのは、度胸がいるに違いありません。

一緒に遊ぼうとしたら驚かせてしまい、可哀想なことをしましたが、
たまに薄目を開けてあたりを伺うのが、なんとも可愛いです。


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■■■ 2021.8.15 ■■■
#1434 藪の茗荷

我が家のあたりでは、いたるところに生えていて、
誰もが一度は、見たことがあるような気がするものの、
それほど知られていないのが、ヤブミョウガです。
花のひとつひとつに、5ミリほどの濃い藍色の実がつき、
その状態で、記憶にある人がいるかもしれません。

薬味などで使われるミョウガはショウガ科で、こちらはツユクサ科と、
葉の形が似ているというだけで、親戚でもなんでもありません。
名前の通りに、陽当たりのあまりよくない場所を好みます。
毒性はありませんが、誰も食べないようです。


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■■■ 2021.8.16 ■■■
#1435 そろそろですか

#1418でご紹介をした巣は、残念ながら影も形もありません。
台風が通り過ぎたら、破壊されてしまいました。

#1431のほうは丈夫に作られているのか、いまのところ健在で、
さらに卵が増えて、6個になりました。
1回の営巣で産む数としては、これが最大だと思われます。
抱卵するのにも疲れてきたのか、大あくびです。

殻の中から、鳴き声が聞こえるような気がします。
もうしばらくすれば、可愛い雛の顔が見られるかもしれません。


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■■■ 2021.8.18 ■■■
#1436 元通りには戻らない

死んだふりをしたニホンカナヘビを、#1433でご覧をいただきましたが、
こちらは、尻尾の先がないニホンヤモリです。
大きさは5センチくらいの、まだ子供みたいなので、
もしかすると、カマキリか大人のトカゲに襲われたのかもしれません。
疲れているようで、動きが鈍い感じがします。

切り離したところから、そのうちに再生できるのですが、
新しく生えてくる部分には骨がなくて、完全に元通りになるわけではありません。
なおかつ、相当の負担が体にかかるようなので、
当然のことながら、自切をしないほうがよいのです。


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■■■ 2021.8.19 ■■■
#1437 うたかた

お盆の1週間ほど、曇り空と雨が続いて、
その間の気温は、25度くらいまでしか上がりません。
最高で20度とか、真夏とは思えない日もありました。
このくらい涼しいと、散歩がしやすいのと、
長袖を着られるので、虫避けを塗らずに出かけられます。

これはハリガネオチバタケ、のようですが、
似ている仲間が多いために、名前の特定ができません。
見られるのは、雨上がりの半日ほどだけで、
この写真でも、すでに傘が萎みかけていました。


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■■■ 2021.8.21 ■■■
#1438 獰猛なハンター

ちいさな蝿を食べているのは、ヒサマツムシヒキです。
針のような口を刺して、体液をチュウチュウと吸います。

2センチくらいですが、かなり獰猛なハンターで、
相手が自分と同じくらいの大きさでも、獲物にしてしまうほどです。
さらに特筆をすべきは、その飛翔能力で、
飛んでいるシジミチョウを空中で捕えたのを、見たことがあります。

狙うのは昆虫だけで、人間を襲うことはありません。
それほど神経質ではないので、近づいて写しても大丈夫です。


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■■■ 2021.8.22 ■■■
#1439 また増える

ミシシッピアカミミガメ、通称ミドリガメが、
朝の光を浴びながら、甲羅干しをしていました。
大きさが500円玉くらいの、まだ子供ですが、
生意気そうな顔で、あたりを見回しています。

この池では、半年ほど前にかいぼりが行われて、
外来種の亀は、ほとんどが駆除されたものの、
その後に孵化をしたものが、生き延びているようです。
完全にゼロにするのは、難しいのかもしれません。
数年後には、また増えているのではないかと思います。


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■■■ 2021.8.24 ■■■
#1440 少し大きくなると

#1410は、孵化直後のキマダラカメムシで、
こちらは、2センチほどまで成長をした中齢幼虫です。
同じ種類には見えないほど、まるで違う外観をしていますが、
遠い親戚の蝉も、とんでもなく姿が変わるので、
このくらいは、昆虫界では驚くに値をしないのかもしれません。
近いうちに、成虫もご紹介をしたいと思います。

木の幹に同化をして、身を隠しているつもりのようで、
不審に感じた蟻に、あちらこちらをいじくり回されても、
微動だにせずに、我慢をしていました。


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