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#1398 西風とともに
年に一度、この時期に見ることができる樹上性のシジミチョウは、
ギリシャ神話の西風の神になぞらえて、ゼフィルスと呼ばれています。
日本では20種類以上が確認をされていて、これまでにいくつかをご紹介しましたが、
ミズイロオナガシジミは今回が初めてで、翅の表側の輪郭が水色なのが名前の由来です。
黄色い口吻を出しながら、ヤマグワの葉の上を徘徊しています。
何かが滲み出しているのか、それとも単に水分を補給しているのか、
一心不乱という感じで、接近しても逃げません。
この仲間は、翅の後方に触覚を思わせる突起と目玉模様があり、
それを小刻みに動かして頭に見せかけて、外敵から身を守るようです。
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#1399 県蝶
こちらはゼフィルスの代表格、ミドリシジミです。
どこが緑なのだろうかと、不思議な感じもしますが
#544をご覧いただければ、納得をするに違いありません。
綺麗に輝くのは雄だけで、雌は基調がグレーで地味です。
そちらも、いつかご紹介ができればと思います。
幼虫が食べるハンノキが多い埼玉では、県の蝶に指定をされています。
このあたりでも、もう少し頻繁にお目にかかれてもよい気がするものの、
樹上性で季節限定ということもあり、なかなか出逢えません。
地面の近くに下りて来た時が、撮影のチャンスです。
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#1400 1400回目も猫
100ごとの区切りは、たまに猫の写真にしていますが、
今回は、茶トラにご登場をお願いしました。
初めてお目にかかる子なのに、近づいて来てくれて嬉しいです。
ウェブサイトを始めてから、8年が過ぎましたが、
いつも撮影をしている公園の様子は、その間に大きく変化をしています。
去勢が進んだためか、野良の子供は見かけません。
散歩をする立場からすれば、出逢いが減るので淋しいことですが、
増えてしまうと、それはそれで問題があるに違いないので、
現在の管理された状態が、たぶん正しいのだと思います。
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