晴れ、ときどき更新



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2021.4.21
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#1361 三すくみ

外来種のカメを捕獲する罠の上で、カワウが日光浴をしていると、
チュウダイサギが、反対側に降り立ちました。
なんのためかわかりませんが、少しづつ接近をしようと試みるものの、
半分ほど距離を詰めたところで、カワウに睨まれてしまいました。

そこに、アオサギが飛んで来ました。
池は広いのですから、わざわざ狭いところに集合をしなくてもと思いますが、
鳥たちには鳥たちの、それぞれの思惑があるのかもしれません。
あらぬ方向を見て、素知らぬ顔をしているように見えても、
お互いに意識をしているのは、間違いはなさそうです。


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■■■ 2021.4.23 ■■■
#1362 普賢象

八重桜には、いろいろな種類がありますが、
2大ブランドとも呼べるのが、フゲンゾウとカンザンかもしれません。

奥にある薄いピンク色をしているのが、普賢象です。
花の中央には、雌しべが変化をした弓なり状のものがあり、
普賢菩薩さまがお乗りになる象の鼻に似ている、というのが由来なのだそうですが、
そのように説明をしていただいても、ちんぷんかんぷんな感じがします。
手前に少し見える赤味が強いのが関山で、#1356でご紹介をしました。

母はお花見よりも、膝掛けを畳むので忙しいようです。


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■■■ 2021.4.24 ■■■
#1363 難しい被写体

池のほとりで、カキツバタが咲き始めました。
遠くから眺めていると、とても綺麗なのですが、
いざ撮ろうとすると、見た目の雰囲気がなかなか出せません。
花びらがよれよれで、格好がつきにくいというのもあります。

日没が近い太陽の、逆光で撮影をしました。
本来ならば、好みではない状況ですが、
強い影のがさがさ感が、しわしわを目立たなくしているのと、
透過をしてくる光で、色がより鮮やかに出せた感じです。
その場の雰囲気を、そこそこは表せた気がします。


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■■■ 2021.4.26 ■■■
#1364 セロファン

シオカラトンボが、ショウブで休んでいました。
この時期は、雄も雌もムギワラ色をしています。
羽化をして間もないのか、まだ翅がセロファンのようにぺらぺらで、
飛べるようになるまでには、もう少し時間がかかりそうです。
いまは、葉に掴まるので精一杯かもしれません。

橋の欄干には、もう1匹いますが、
歩いて来た人が、たまたまそこに手をついてしまいました。
声を出して注意をする間もなく、潰されてご臨終です。
ようやく水中から出たというのに、これも運命なのかもしれません。


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■■■ 2021.4.27 ■■■
#1365 ミズキの花のある夕景

秋のミズキの黄葉は、すでに#1111でご紹介をしましたが、
花の時期の写真は、これが初めてになります。

たくさんの白い花が、新緑に映えて美しいのですが、
湿り気のある場所を好み、水際に生えていることも多いために、
カメラポジションが限られて、どのように写すかで悩みます。

いまの季節は太陽の光が強くなり、夕方に散歩をしても寒くはなくなりました。
最近のズームレンズは、ゴーストやフレアが出にくいものが多いので、
日没近くの低い逆光でも、安心をしてシャッターが切れます。


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■■■ 2021.4.28 ■■■
#1366 カニバリズム

ナミテントウが、とことこと枝の上を歩いて来て、
美味しいものを見つけたとばかりに、端からムシャムシャと食べ始めました。

理解をしていないのかもしれませんが、それは自分たちの卵で、
同じ種でさえも、平気で捕食をしてしまうのです。
さすがに、成虫同士ではそのようなことはありませんが、
幼虫ですら、仲間の卵や蛹に襲いかかります。

やめてやめてと、くねくねしながら抵抗をしている蛹を、
無慈悲にも食べているのを見た時は、さすがに合掌をしました。


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■■■ 2021.4.30 ■■■
#1367 倒置法のような名前

湿り気のある場所を好む、カサスゲです。
このあたりでは、池の岸辺の泥状の場所に生えています。
花が綺麗に見えるのは、短い時間だけなので、
人目に触れる機会は、それほどないのかもしれません。
中央にあるのが雄花で、脇の2本が雌花に相当します。

倒置法みたいな名前で、菅笠の材料として使われてきました。
あかねだすきにすげのかさ、という歌詞が唱歌の「茶摘」にあります。
ぺらぺらの葉で、どのように編むのかと思いますが、
やはり骨組みとして竹を使い、その間を埋めて作るようです。


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■■■ 2021.5.1 ■■■
#1368 エンマーク

#679と#1046でご紹介をした、ナナフシモドキです。
いままでの2回は真横から写したので、ここでは真上にしてみます。

今回のものは、緑色をしていましたが、
一部のバッタやカマキリのように、褐色のタイプもいます。
まだ、3センチくらいしかありませんが、
順調に育てば、8月頃には手のひらサイズになるはずです。

バンザイポーズの前脚は、枝に擬態をしているつもりかもしれません。
左の後ろ脚を真横に出せば、そのまま¥マークに使えそうです。


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■■■ 2021.5.2 ■■■
#1369 5月の花

昨年のゴールデンウィークは、コロナ禍のために旅行を控える人が多くて、
我が家の近くの公園は、親子連れでかなりの賑わいでしたが、
今年も緊急事態宣言が出たために、そこそこの混雑をしそうです。

このあたりに棲んでいる生き物は、人慣れをしているはずですが、
さすがに往来が激しくなると隠れてしまうようで、被写体に出会いにくくなります。
いまの時期の自然写真は、開店休業の状態かもしれません。

どこででも見られるために、ツツジを被写体にすることはあまりないのですが、
いまの時期は新緑に映えて美しく、5月の花という感じがします。


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■■■ 2021.5.4 ■■■
#1370 お元気でしたが

#1128のハクセキレイは、元気なのだろうかと気になり、
縄張りにしていたところに行き、しばらくあたりを見回していると、
向こうから小鳥が飛んで来て、目の前の2メートルくらいのところに止まりました。
右足には指がないので、その時のあの子に違いありません。
ひさしぶりに無事にお会いできて、ひと安心です。

苦労をしているのか、顔つきが変わり、
羽の色は濃くなりましたが、疲れて艶がなく感じます。
セキレイの寿命には諸説があり、5年から10年以上という報告もあるものの、
過酷な自然で生きるものは、2年から3年が一般的とされているようです。


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