晴れ、ときどき更新



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2021.3.24
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#1341 季節は動く

東京では早くも、桜の満開宣言が出たようです。
入学式のあたりが見頃というのが、かつてのお決まりでしたが、
最近では、卒業式と重なることが多い気がします。
世の中が急速に変化をしているので、季節が動いても不思議ではなくて、
いまのような状態が、これからは普通になるのかもしれません。

#152と#845で、すでに実はご紹介をしていますが、
ユスラウメの花を掲載するのは、今回が初めてです。
ソメイヨシノとほとんど同じ頃に咲いて、全体にこじんまりとしているために、
もしかすると、気がつかれないことが多いのかもしれません。


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■■■ 2021.3.25 ■■■
#1342 輝く白さ

ダイサギの写真を、毎年いくつか掲載をしていますが、
この冬はかいぼりが行われたためか、いつもとは違う場所でも撮影ができました。

綺麗とはいえない池にいるのに、それほど汚れていないのは、
粉綿羽というパウダーのようなもので、コーティングをしているからです。
サギの仲間がお腹のあたりをごそごそするのは、それを体に塗るためで、
嘴の先端には、モヤモヤとしたものが付着していることがあります。

最近は、この場所がお気に入りのようです。
斜め後ろから射す西日に、ひときわ輝いていました。


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■■■ 2021.3.27 ■■■
#1343 追いかける紫

ハクモクレンが、散り始める頃になると、
紫色のモクレンが、追いかけるように咲き出します。

天気予報の通り、朝からの曇り空になりました。
花の撮影には、よい日和かもしれません。
太陽が見えていなくても、それなりに光の方向性があるので、
明るいところと影のバランスを考えながら、フレーミングをします。

ニッコールの300mm f/4 PFで、絞りは開放にしました。
シャープさがあり、ボケも綺麗です。


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■■■ 2021.3.28 ■■■
#1344 綺麗な脇役

この時期によく見かける、ユキヤナギの花が咲いていました。
まさに雪が降るように、白一面に覆われています。
日本などのアジアが原産地で、柳のような葉が名前の由来です。

かすみ草に似て、綺麗ですが脇役感が強いためか、
いままでは、あまり被写体にしたことはないのですが、
この場所に生えているものは、手入れがされていなくて、
のびのびと成長をしている姿が素敵で、ひさしぶりに写してみます。
太陽の光芒を入れて、超広角ズームの14mmで撮りましたが、
最近のレンズは、ゴーストやフレアが出にくいようです。


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■■■ 2021.3.29 ■■■
#1345 さくらの日

都心からは遅れて、このあたりでもソメイヨシノが満開になりました。
新型コロナウイルスのために、宴会の自粛要請が出ているので、
シートを広げての賑やかな花見は、さすがに誰もしていないようですが、
みなさん散歩をしながら、静かに楽しんでいます。
それはそれで、悪くはないのかもしれません。

さくらの日というのがあり、3月27日なのだそうです。
公益財団法人日本さくらの会が、1992年に制定をしていますが、
比較的新しい記念日のためか、認知度はまだそれほどない気がします。
かくいう自分も、数日前に初めて知りました。


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■■■ 2021.3.31 ■■■
#1346 可愛いと思いますが

暖かさに誘われたのか、ゴマダラチョウの幼虫がいました。
大人になると、#1183のようになります。
秋に孵化をしたグループは、4令の状態で落ち葉の下に入り込み、
その時だけ茶色に変わり、目立たないようにして越冬をします。
春になり終令に成長をするとともに、再び緑に戻るので、
この子はもう、蛹になるつもりで歩いていたようです。

ひさしぶりのイモムシで、申し訳ありません。
しかし、お嫌いな方でも10人のうちの3人くらいは、
可愛い顔を見れば、宗旨替えをしていただけそうな気がします。


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■■■ 2021.4.1 ■■■
#1347 間違いなく可愛い子

数を減らしていたスズメが、このところ増えているようです。
シジュウカラやメジロのように、他の種類と一緒に行動をすることはなくて、
ある程度の大きな群れを作りながら、自分たちだけで暮らします。

居間のテーブルにある煎餅に手を伸ばしたら、先にスズメが食べていたり、
夕立の時に集団で飛び込んで来て、勝手に家の中で雨宿りをされたこともありました。
なめられているのかもしれませんが、可愛いので許します。

煩雑な茂みの中で浮き上がるように、絞りは開放にして、
緑のボケと若干のプラス補正で、春らしい感じにしました。


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■■■ 2021.4.2 ■■■
#1348 バットチョウ

#1346のゴマダラチョウが、やはり蛹になりました。
イモムシからまるで違う形に、見事な早業で変身をします。

枝からぶる下がる緑色は、木の葉に化けたつもりに違いありません。
触角の部分が、バットマンみたいに突き出ています。
よく見ると、翅の形が浮き上がり、
羽化の時期が近くなると、ほんのりと透けて見えるはずです。

およそ1週間ほどで、立派な大人の蝶になります。
大空を飛べるようになるまでには、あともう少しです。


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■■■ 2021.4.3 ■■■
#1349 食物連鎖

暖かな日が続いて、生き物たちが目を覚ますと、
食べる食べられるの関係に遭遇をする機会が、増えるに違いありません。

池の中にいるアオサギが、そろりそろりと岸辺に近づいて、
日光浴をしているカナヘビを、一撃で捕えました。
息の根を止めるかのように、水中に沈めて、
完全に動かないのを確認してから、落ち着いて飲み込みます。

太陽の下で気持ちよさそうにしていたのに、可哀想ですが、
自然の摂理なので、仕方がないことです。


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■■■ 2021.4.5 ■■■
#1350 旬

タケノコは嫌いではないのですが、とりたてて食べたいとも思いません。
しかし、旬の時期が待ち遠しい人もいるはずです。

明るい部分と先端が重なるように、フレーミングをしました。
もう少し絞り込めば背景の竹が鮮明になるので、そのほうがよいかもしれません。
カメラのモニターでは、問題がないように見えていたとしても、
パソコンの大きな画面で確認をすると、ぼけ過ぎていることもあります。

盗まれてしまうのか、採らないでくださいと書かれていました。
地面に伏して撮影をしているので、泥棒と間違われないようにしないといけません。


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