晴れ、ときどき更新



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2020.11.12
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#1261 そろそろ

池のほとりで、ルリタテハが休んでいました。
好きな蝶なので、えこひいきをしてしまい、
このウェブサイトでも、いままでに多くの写真を載せています。

あまり人を恐れないようで、帽子や服に止まることもありますが、
接近されすぎると写せないので、それはそれで困るのです。

朝は寒くなり、最低気温が10度を下回るようになりました。
紅葉が色づき始めて、そろそろ虫たちも冬越しに入ります。
春になり、またお逢いできれば嬉しいです。


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■■■ 2020.11.15 ■■■
#1262 ゆらゆら揺れる

屋外のマクロ撮影では、風は厄介です。
被写体がゆらゆらして撮りにくいので、出直したくなりますが、
ヒヨドリジョウゴの実の並びも、この光の状態も、
いま写しておかないと、同じものに出会うことはありません。

シャッタースピードを速くしたいので、感度を3200まで上げて、
揺れが収まる瞬間に、素早くピントを合わせてレリーズをしました。
普通の撮影よりも、数倍の集中力を使う感じです。
息を止めて待つと、頭がくらくらするので、
適度に呼吸をすることも、忘れないようにしています。


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■■■ 2020.11.18 ■■■
#1263 暖かすぎて

今年になり初めてのアオダイショウを、ようやく見かけました。
数年前には、かなりいた気がしますが、
自然の采配により、増減を繰り返しているのかもしれません。

体を隠しても頭は外に出ていて、ピンと立てた尻尾も丸見えです。
50センチくらいの、子供クラスの大きさなので、
あまりに目立つと、カラスに狙われてしまいます。

もう冬眠の時期ですが、最近は気温が高いので、
しばらくは熟睡ができずに、うとうとする日が続くのかもしれません。


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■■■ 2020.11.21 ■■■
#1264 こちらも同じように

この数年は、左巻きのカタツムリを多く見かけましたが、
どうしたことか、最近は右巻きのものばかりがいます。

直径が4センチくらいある、そこそこのミスジマイマイがいました。
名前の通りに、筋の模様がついていますが、
4本からまるでないものまで、個体による変異が大きいようです。

寒くなると、殻の口を塞いで冬越しをしますが、
最低気温が20度を記録するという、暖かい秋が続いているので、
いまの状況では、落ち着いて眠れないかもしれません。


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■■■ 2020.11.23 ■■■
#1265 不完全の美

暖かい日が続いているので、紅葉はまだのつもりでいましたが、
池の奥のほうでは、すでに赤と緑が混在する状態にまで進んでいました。
これからしばらく、木々の変化を愉しみながら散策ができます。

不完全や不均衡なものをよしとするのが、日本の美です。
まんまるではない十三夜の月がありがたいのも、そのひとつだと思います。

水面へと垂れるイロハモミジの葉は、あちらこちらが傷んでいました。
このようなものを撮りたくなるのは、齢を重ねたからかもしれません。
さほど出来のよくない自分を肯定したい潜在意識が、シャッターを切らせている気がします。


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■■■ 2020.11.25 ■■■
#1266 エレガンス

#1260から、それほど月日が流れていないのに、
お嫌いならば、本当に申し訳ございません。
#1261でご紹介をした、個人的に好きなルリタテハの幼虫です。

シックな親とはまた違う、独特なエレガンスがあります。
ウミウシかオニヒトデみたいに、たくさんの棘状の突起が出てはいても、
刺したりはしませんし、毒もなくて完全なる見かけ倒しです。

ファッションモデルのように、自由に歩いてもらいました。
背筋が伸びたポーズが、最も美しいと思います。


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■■■ 2020.11.28 ■■■
#1267 紅葉の下で

今年は台風の上陸がないので、紅葉に期待をしていますが、
このところ晴れて乾燥をした日が続いたせいか、それほどではないかもしれません。
生まれてからいままでに、かなりの回数の秋を経験してきたために、
感動をする心も、薄れてきているような気もします。

ひとつひとつの葉が端正なイロハモミジは、翌年も美しく色がつきます。
どこにある木が綺麗なのか、経験としてインプットをされているために、
あちらこちらと探さなくてよいのは、撮り歩くには効率的です。
しかし、新しい発見をする機会もなくなるので、
どちらがよいのかは、難しいところかもしれません


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■■■ 2020.12.1 ■■■
#1268 変わる季節感

この10年でも、季節感が変化をした気がします。
師走だというのに、青々とした木が多くて、
大部分のイロハモミジは、これから見頃を迎えます。
12月というのは、かつては真冬のイメージでした。
タイムマシンがあれば、子供の頃の景色を確認したいものです。

大きなレンズを手にしている人が、池のまわりで増えました。
紅葉を撮るカメラマンで、最も賑わう時期かもしれません。
秋だけではなくて、素敵な光景はたくさんあるので、
一年を通じて歩くと、四季それぞれが楽しめます。


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■■■ 2020.12.3 ■■■
#1269 冬来たりなば

最高気温が、10度そこそこの日も出てきましたが、
晴れて暖かくなれば、まだシジミチョウが見られます。

ウラナミシジミは、1日の店じまいが早いほうです。
あたりが明るくても、午後しばらくすると休んでしまいます。
休息状態に入ると、警戒心が薄くなるようで、
指で掴めるまで近づいても、逃げることがありません。

枯れたオギの葉の雰囲気がよいので、少し引いて写しました。
鱗粉の落ちた姿に、冬の訪れを感じます。


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■■■ 2020.12.6 ■■■
#1270 お邪魔をしました

角を曲がると猫がいて、ドキリとします。
顔見知りですが、それほど仲がよいわけではありません。
凶悪な目で、メンチを切られてしまいました。

このところ寒い日が続いて、ご機嫌がよくないというのに、
自分の縄張りに、急に入り込んだので、
人間であれども、許さないのかもしれません。

すみませんすみませんと、ひたすら謝りながら離れたものの、
撮影だけは、きちんとさせていただきました。


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