晴れ、ときどき更新



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2014.3.19
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#121 マンサクサク

このところの暖かさで、マンサクが咲きました。
ひとつの花に、やたらと細長い花びらが4枚ついていて、
いくつかが纏まり、モジャモジャの感じになります。
光を浴びると、黄色に輝くリボンのようで、
ファインダーを通して、目の中にも春を感じるのです。

名前の由来は、春にまず咲くが転じたとか、
花のつきがよいと豊年満作になる、などの説があります。

いつも、どこにピントを合わせるのかで悩むのです。


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■■■ 2014.3.22 ■■■
#122 雨の日はアップで

また、しとしとと降りました。
すんなりと春にはならず、体調管理が難しい時期です。

花の撮影をするには、必ずしも晴れていなくても、
アップで写すのであれば、曇り空のほうがよいこともあります。
太陽が出ると、花そのもの以外に影ができますが、
その両方を上手く纏めることが、なかなか大変なのです。

雨の日の水滴には、丸みと透明感のある優しさがあり、
植物の美しさを、より引き立たせてくれます。


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■■■ 2014.3.23 ■■■
#123 少し離れて

我が家の近くにある枝垂梅は、どれもが美しいです。
種類としては、数十もあるようですが、
この木は枝ぶりがよくて花も多いので、特にお気に入りです。
今年は、ようやく満開になりました。

梅を撮る時には、幹や枝の存在感が強くなりすぎる中途半端な距離は避けて、
思い切り寄るか、逆に少し遠くから眺めたほうが、
花のボリュームに対して枝が主張をしすぎずに、見た感じに近くなるようです。

ここでは望遠レンズで、纏まりが出るようにしました。


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■■■ 2014.3.24 ■■■
#124 みにくくないアヒル

渡り鳥が北へと帰り、静かな池では、
木漏れ日が当たる場所で、アヒルがうつらうつらしていました。
気温がまだ低くて、魚があまり動かないので、
穏やかな水面は、まるで黒い鏡のようです。
輝く白さが、より際立ちます。

アンデルセンの童話、みにくいアヒルの子では、
ハクチョウのほうが、美しいとされていますが、
このスポットライトを浴びた姿は、勝るとも劣りません。
ただ、首が少し短いだけです。


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■■■ 2014.3.26 ■■■
#125 真紅満開

寒い日が続き、やきもきはしたものの、
東京でも、桜の開花宣言がありました。
時期としては、平年とあまり変わらないようです。
すでにあちらこちらで、早咲きの寒桜を見ましたが、
やはりソメイヨシノが咲くと、春を実感します。

家の近くの緋寒桜は、しばらく前に満開になりました。
八重ということもあり、桜らしからぬ派手さです。

バランスのよい枝を探して、真下から写しました。


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■■■ 2014.3.28 ■■■
#126 オジサンと黄色い花

ちいさなレモンイエローの花をたくさんつける、ヒュウガミズキです。
下向きに咲くので、雄しべが見えるようにするために、
地面すれすれから、見上げるようにカメラを構えていると、
おじさ~ん、何してるの~?という声が聞こえます。
好奇心旺盛な子供たちに、取り囲まれてしまいました。
カメラで写しているんだよ、という当たり前の返事をすると、
ほんとうだ~という、これまた当たり前の反応がありました。

それにしても、いつからオジサンと呼ばれ始めたのか、
しばらく前までは、オニイサンでしたが。


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■■■ 2014.3.30 ■■■
#127 余計なお世話

渡り鳥が北へと帰り、池にはカルガモが残りました。
冬の間は、グループ交際という感じでしたが、
いつの間にやら、2羽ずつのカップルでいます。
それぞれ、これから愛の巣を作るに違いまりません。
なんともまあ、羨ましい限りです。

しかし、1羽でぽつんとしているものもいます。
我が身を見るようで、切ない感じですが、
たぶん、余計なお世話です。
ひとりの生活を、謳歌しているのかもしれません。


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■■■ 2014.3.31 ■■■
#128 3月は一斉に花開く

寒い日が多く、春の訪れは遅れるのかと思いきや、
このところの暖かさで、一斉に花が咲き始めました。

順番に満開になれば、落ち着いて観賞ができますが、
ほとんど同時なので、それぞれを楽しむだけの時間がありません。
人間の都合に合わせてくれないので、仕方がないのですが、
毎年、見ることができぬままの花もあります。

赤白ピンクと華やかに咲いているのは、桃のようです。
桜と梅と桃は、見分けがつきにくいものがあります。


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■■■ 2014.4.2 ■■■
#129 寂しい春

開花宣言から遅れて、近所の桜も咲き始めましたが、
少し歩いて、公園まで見に行かないといけません。

この前の春までは、家の前に桜並木があり、
居ながらにして、お花見ができました。
開花から、徐々に咲いていく様子がわかり、
散るまでの間、そのすべてを楽しむことができたのです。
しかし、昨年末に1本残らず切られてしまい、
窓からの景色は、殺風景になりました。
今年の春は、まだ来ていないような感じがします。


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■■■ 2014.4.4 ■■■
#130 お目覚め

4月になると、動物たちが冬眠から目を覚まします。
木の上では、アオダイショウがとぐろを巻いていました。

日光浴が終わると、枝を伝わりながら降りてきて、
おとなしく、いずこへかと消えました。
夏の暑い日には、池で泳いでいることもあります。

一般的には嫌われ者ですが、よく見ると可愛い顔をしています。
アオダイショウは毒がなく、性格も温和です。
どこにでも、例外はいるとは思いますが。


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