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■■■ 2014.2.27 ■■■
#112 数えられるほど
この池で越冬をする水鳥の数は、徐々に減少をして、
特に今年は少ないようで、閑散としています。
以前は、日本野鳥の会でないと数えられないほど来ていたものの、
日本凡人会代表の自分でも、いまは余裕で数えられるほどです。
大きくて強いオナガガモも、ほとんど飛来していません。
相対的に目立つのが、留鳥のカルガモ軍団です。
いつもならば、大量の他の鳥たちに隠れてしまうのですが、
気のせいか、堂々と泳いでいるような気がします。
これからしばらくは、この池はカルガモワールドです。
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■■■ 2014.3.1 ■■■
#113 枝垂れ好き
寒さのために、梅の開花が進みません。
最近ようやく、枝垂梅が咲き始めました。
普通の枝は、雑然と伸びていますが、
枝垂れは名前の通り、上から下へと向かいます。
混沌としているよりは、規則性のあるものに興味があるので、
どちらかというと、枝垂れているほうが好きかもしれません。
まだ、ぽつぽつという状態ですが、
満開になると、花のシャワーのようになります。
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■■■ 2014.3.6 ■■■
#114 幸せな一瞬
小雨が降る中を、カメラを手にいそいそと出かけました。
寒桜のまわりを、バターにならない程度にぐるぐると回ります。
花はもちろんですが、背景や枝とのバランスも大切です。
低いところに咲いている3輪が、空に抜けてよい雰囲気なので、
枝が強くならないように、絞りは開放気味にして
曇りなので、露出補正は大きくプラスに、
雄しべの先を基準に、ピントを慎重に合わせます。
大きく息を吸い少し吐いて、人差し指を動かすと、
静寂の中で、気持ちのよいシャッター音が響きました。
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■■■ 2014.3.8 ■■■
#115 春は遠い
3月になると、次々に花が咲きますが、
蕾のままのものが、まだ今年は多くあり、
かなり前に咲き始めた白梅は、ようやく満開になりました。
この冬は、寒い日が長く続いています。
自然に生きているものは、そのあたりはとても敏感です。
ひさしぶりに、池を散策しましたが、
青空が一転して曇り、小雪がぱらついてきました。
手袋の外に出ている指先が、痛くなります。
暖かな春になるのは、もう少し先のようです
。
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■■■ 2014.3.9 ■■■
#116 ハトでした
後頭部だけが白い、めずらしい鳥がいました。
このあたりでは見かけない珍種ではないかと、静かに近づいてみると、
なんのことはない、ごく普通にいるキジバトでした。
まるで、ウィッグを着けているかのように、
どなたかの羽らしきものを、頭に乗せているのでした。
見事に貼り付いているので、歩いても飛んでも取れません。
後ろだけポアポアしているのが、素敵な感じです。
撮影をしている間、いろいろなポーズをしてくれました。
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■■■ 2014.3.11 ■■■
#117 緋寒桜と寒緋桜
3月も半ばだというのに、超一級の寒波到来です。
12月に梅が咲き、次々と花が咲いてしまう暖冬の年もありましたが、
今年のほうが、春を待つ楽しみがあるかもしれません。
寒い日ばかりですが、季節の変化も感じられるようになりました。
八重の緋寒桜が、咲き始めています。
彼岸桜と混同しないように、寒緋桜とも呼ばれるようですが、
赤い寒桜という意味では、やはり緋寒桜が相応しい気がします。
曇り空を背景にして、白いホリゾントのように写しました。
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■■■ 2014.3.13 ■■■
#118 冬眠願望
寒い日から一転して、南からの風が吹いて暖かくなりました。
このような日には、テントウムシを見かけることがあります。
冬眠をする生き物を、羨ましく感じます。
人間もそうすればよいのにと、つくづく思うのです。
秋に美味しいものでお腹を満たして眠り、桜が咲いたら目を覚まし、
そしてお花見をして、暑い暑いとスイカを食べて、
秋には、またしこたま食べて冬眠・・・。
そのように過ごすことができれば、最高かもしれません。
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■■■ 2014.3.15 ■■■
#119 鯉には酷
水温が低くても、池にいる鯉は元気に泳いでいますが、
意外なことに、駆除の対象魚らしいです。
泥を巻き上げたり、糞をしたりして、
水質を悪化させるということで、問題視をされているようですが、
水が汚れるので魚にウンチをするなというのは、我々もするわけですから、
それを非難されるのは、少々酷な気がします。
固有種ではない鯉に関しても、それなりに昔から日本にいるようです。
外来種の定義については、一説には明治以降に来たものとされたりしますが、
そのあたりの判断は一概でもないようで、なかなか難しいのかもしれません。
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■■■ 2014.3.17 ■■■
#120 春はすぐそこ
最高気温が20度近くもあり、暖かくなりました。
足元では、セントウソウが咲き始めています。
背丈は10センチほどで、花も数ミリしかないので、
ぼんやりしていると、見過ごしてしまいそうです。
名前の由来は、他の植物に先駆けて咲く先頭からという説や、
仙人が住むところの仙洞に生えるからなど、いろいろとあるようです。
開花が遅れていた植物も、蕾がふくらんでいます。
本格的な春は、もうすぐそこのようです。