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#1204 飲んで出す
クロアゲハが吸水をしながら、お尻から水を排出しています。
口に入れるとともに、下からも出すというのは、
人間が同じことをしていたら、白い目で見られるに違いありません。
そのような行為をする理由は、完全には解明をされていないようです。
暑くなり過ぎた体温を下げるため、という説もありますし、
ナトリウムなどを吸収して、不要なものを捨てているのかもしれません。
しばらく前から流行をしているデトックスで、健康を維持しているようにも見えます。
カメラアングルをぎりぎりまで下げて、背景に緑を入れて写しました。
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#1205 懐かしい
数日前に、コクワガタと遭遇をしたことを書いたら、
実にひさしぶりに、ノコギリクワガタにも出会いました。
顎が立派に湾曲をした、なかなかの大物です。
50年ほど前には、それなりにいましたが、
やはり、宅地の開発とともに激減をしてしまい、
このウェブサイトを始めてからは、最初の1匹になります。
その昔は、虫を売るおじさんが来ていました。
小学校の近くに自転車を止めると、すぐに子供たちが集まります。
買わなくても、木箱に一杯のクワガタを見るのが楽しみでした。
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#1206 もうじき大人
カイツブリの子供は、無事に成長をしています。
まだ体の色は浅いのですが、成鳥と同じくらいの大きさになりました。
ごはんを貰いたくて、親の後を追いかけて泳ぐものの、
ひとりで獲物を探しなさいとばかりに、激しく突つかれたりしています。
そろそろ、独立をする時期かもしれません。
元来は、警戒心の強い鳥のようですが、
このあたりに棲んでいるものは、やや堕落をしているみたいで
何かをいただけるのではないかと、人に近づいてきたりするのです。
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#1207 行き止まり
今年になり、初めてのカマキリに出会いました。
いまくらいの時期であれば、散策をすれば1匹はいたものですが、
2年ほど前からは、あまりお目にかかりません。
脚に縞模様があるので、ハラビロカマキリのようです。
1センチくらいの幼虫で、7月としてはちいさいかもしれませんが、
これからたくさん食べれば、まだ大丈夫だと思います。
風に揺れるキショウブの葉を、上手に歩いていますが、
行き止まりであることに、そろそろ気がつくべきです。
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#1208 暗いところが好き
このあたりではめずらしい、ウスバカゲロウです。
太陽が嫌いなのか、森や林などの薄暗いところを好むために、
どこかにいたとしても、あまり気がつかないのかもしれません。
飛び方は弱々しくて、大丈夫ですかと声をかけたくなりますが、
子供時代との雰囲気のギャップが、もの凄く大きくて、
幼虫の頃はアリジゴクと呼ばれる、かなりの暴れん坊です。
見かけはカゲロウに似ていて、名前にもそのようについていますが、
親戚でもないくらい離れている、まるで違う種類です。
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1209 自然のライティング
今月の1日から、18日間も続けて雨が続いていたものの、
その記録が、ついに途切れました。
朝から夕方まで青空が見られたのは、ひさしぶりの気がします。
それでも、梅雨明けは少し先になるようです。
緑が濃くなり、林の奥まで光が通りにくい季節になりましたが、
上手い具合に、スポットライトのように射し込むと、
いかにもフォトジェニック、という感じの写真を撮ることができます。
自然のライティングは、瞬間ごとに変化をするので、
時が過ぎるのも忘れて、撮影に没頭をしてしまうのです。
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#1210 釣り人
オオハンゲを漢字で書くと、大半夏になります。
半夏というのは、カラスビシャクという植物のことで、
夏の中頃に花をつけるのが、名前の由来のようです。
それより大きい種類なので、オオハンゲと名付けられました。
筒状の部分はウツボカズラに似ていますが、虫を捕えることはできません。
長く紐状のものが出ていますが、なんの役に立つのかは不明です。
全体の姿は、釣りをしている人のようにも見えます。
これほど竿が大きくしなるということは、かなりの大物に違いありません。
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