晴れ、ときどき更新



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2020.7.2
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#1201 必死の攻防

このところ、タウナギが増えているようで、
アオサギに捕えられている姿を、たびたび見かけます。

その名前の通りに、鰻のように細長いために、
呑み込むほうも、ひと苦労です。
食べられないように、クネクネして抵抗をするので、
必死の攻防戦が、10分以上も続くことがあります。

これだけの大物がお腹に入れば、大満足に違いありませんが、
さすがに、食後は疲れているようでした。


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■■■ 2020.7.4 ■■■
#1202 おひさしぶり

昨年の夏は、クワガタに遭遇をしないままに過ぎてしまい、
もうこのあたりにはいないのではないかと、悲観をしていましたが、
またお目にかかることができて、かなり嬉しいです。

子供の頃は、1日に1匹は捕まえられるくらいはいたものの、
宅地化が進んで雑木林がなくなり、ほとんど姿を消してしまいました。

見つけたのは、めずらしいヒラタクワガタです。
体長は2センチから8センチくらいと、かなり個体差があり、
今回は4センチほどで、やや小型でした。


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■■■ 2020.7.5 ■■■
#1203 誰も来ない

かつてに比べると、野良猫の数は減少をしていて、
ボランティアの手で、避妊や去勢をされるものも多いようですが、
それでもたまに、新しい顔に出会います
捨てられる子も、まだいるに違いありません。

今年の梅雨は、それらしくどんよりとした日が続いています。
雨が降ると、散歩をする人が減り、
それとともに、ご飯をもらえる機会も少なくなるようです。
悲しそうに鳴きながら、恨むような目で見られても、
こちらは手ぶらなので、何もあげられないのです。


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■■■ 2020.7.7 ■■■
#1204 飲んで出す

クロアゲハが吸水をしながら、お尻から水を排出しています。
口に入れるとともに、下からも出すというのは、
人間が同じことをしていたら、白い目で見られるに違いありません。

そのような行為をする理由は、完全には解明をされていないようです。
暑くなり過ぎた体温を下げるため、という説もありますし、
ナトリウムなどを吸収して、不要なものを捨てているのかもしれません。
しばらく前から流行をしているデトックスで、健康を維持しているようにも見えます。

カメラアングルをぎりぎりまで下げて、背景に緑を入れて写しました。


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■■■ 2020.7.8 ■■■
#1205 懐かしい

数日前に、コクワガタと遭遇をしたことを書いたら、
実にひさしぶりに、ノコギリクワガタにも出会いました。
顎が立派に湾曲をした、なかなかの大物です。
50年ほど前には、それなりにいましたが、
やはり、宅地の開発とともに激減をしてしまい、
このウェブサイトを始めてからは、最初の1匹になります。

その昔は、虫を売るおじさんが来ていました。
小学校の近くに自転車を止めると、すぐに子供たちが集まります。
買わなくても、木箱に一杯のクワガタを見るのが楽しみでした。


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■■■ 2020.7.10 ■■■
#1206 もうじき大人

カイツブリの子供は、無事に成長をしています。
まだ体の色は浅いのですが、成鳥と同じくらいの大きさになりました。

ごはんを貰いたくて、親の後を追いかけて泳ぐものの、
ひとりで獲物を探しなさいとばかりに、激しく突つかれたりしています。
そろそろ、独立をする時期かもしれません。

元来は、警戒心の強い鳥のようですが、
このあたりに棲んでいるものは、やや堕落をしているみたいで
何かをいただけるのではないかと、人に近づいてきたりするのです。


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■■■ 2020.7.13 ■■■
#1207 行き止まり

今年になり、初めてのカマキリに出会いました。
いまくらいの時期であれば、散策をすれば1匹はいたものですが、
2年ほど前からは、あまりお目にかかりません。

脚に縞模様があるので、ハラビロカマキリのようです。
1センチくらいの幼虫で、7月としてはちいさいかもしれませんが、
これからたくさん食べれば、まだ大丈夫だと思います。

風に揺れるキショウブの葉を、上手に歩いていますが、
行き止まりであることに、そろそろ気がつくべきです。


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■■■ 2020.7.16 ■■■
#1208 暗いところが好き

このあたりではめずらしい、ウスバカゲロウです。
太陽が嫌いなのか、森や林などの薄暗いところを好むために、
どこかにいたとしても、あまり気がつかないのかもしれません。

飛び方は弱々しくて、大丈夫ですかと声をかけたくなりますが、
子供時代との雰囲気のギャップが、もの凄く大きくて、
幼虫の頃はアリジゴクと呼ばれる、かなりの暴れん坊です。

見かけはカゲロウに似ていて、名前にもそのようについていますが、
親戚でもないくらい離れている、まるで違う種類です。


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■■■ 2020.7.19 ■■■
1209 自然のライティング

今月の1日から、18日間も続けて雨が続いていたものの、
その記録が、ついに途切れました。
朝から夕方まで青空が見られたのは、ひさしぶりの気がします。
それでも、梅雨明けは少し先になるようです。

緑が濃くなり、林の奥まで光が通りにくい季節になりましたが、
上手い具合に、スポットライトのように射し込むと、
いかにもフォトジェニック、という感じの写真を撮ることができます。
自然のライティングは、瞬間ごとに変化をするので、
時が過ぎるのも忘れて、撮影に没頭をしてしまうのです。


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■■■ 2020.7.22 ■■■
#1210 釣り人

オオハンゲを漢字で書くと、大半夏になります。
半夏というのは、カラスビシャクという植物のことで、
夏の中頃に花をつけるのが、名前の由来のようです。
それより大きい種類なので、オオハンゲと名付けられました。

筒状の部分はウツボカズラに似ていますが、虫を捕えることはできません。
長く紐状のものが出ていますが、なんの役に立つのかは不明です。

全体の姿は、釣りをしている人のようにも見えます。
これほど竿が大きくしなるということは、かなりの大物に違いありません。


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