写真をクリックすると拡大します
#1183 あまり見かけない蝶
このあたりではあまり見かけないゴマダラチョウが、クヌギの樹液に来ていました。
図鑑などに掲載されている写真と比べると、色が薄い感じもしますが、
春先のうちは、黒い部分が少ない白化型と呼ばれるものがいるようです。
タテハチョウ科の蝶らしく、止まる時に使う脚は後ろの4本だけで、
折り畳まれている前の2本は、もうほとんど手と呼んでもよい感じです。
ストローのような黄色い口吻は、普段はゼンマイのように巻かれています。
これから暑くなると、甲虫類も同じ場所に現れるので、
その脇から吸うためには、長いほうが便利なのです。
写真をクリックすると拡大します
#1184 隔世の感
散歩をしていても、あまり猫を見かけなくなりました。
去勢や避妊がされているものが多いためか、増えることがなくて、
捨てられる数も少ないために、全体に減少をしているのかもしれません。
このあたりの野良たちは、誰かが食事の世話しているようです。
最初はニコニコしながら、こちらに近づいてきても、
ご飯をくれない人だとわかると、すぐに消えてしまいます。
「なまらなんくるないさ」の#1186で書いた、動物の瞳オートフォーカスを試してみました。
マニュアルで合わせていた時代からすると、まさに隔世の感があります。
写真をクリックすると拡大します
#1185 麦藁色の雄
昨年と一昨年は、桜が散り終えた直後にはお見かけしたのに、
今年は5月下旬になり、ようやくお逢いできました。
シオカラトンボの雌は、ムギワラトンボですが、
晩春に現れるものには、雄でも麦藁色の個体がいます。
枯草の多い4月頃であれば、保護色になるものの、
緑が濃い季節になると、あまりカモフラージュにはなりません。
お尻の形状からすると、これは雄のようですが、
繁殖期になると、青と黒のシオカラ色に変化をします。
鴨などの鳥にも、似たように変わる種類がいるようです。
写真をクリックすると拡大します
#1186 これが見納め
かつての家の前に、エゴノキがあります。
ちいさな花がたくさんついて、それが一斉に散るために、
地面が突然、白い絨毯で覆われたようになり、
毎年それを見て、存在を思い出すのです。
花びらの数は5枚が多いのですが、これは4枚です。
多いものもあるようなので、捜してみると面白いかもしれません。
満開の様子は、#512でご紹介をしましたが、
再開発のために、この木はもうじき切られてしまいます。
来年は咲くことはなくて、これが見納めです。
写真をクリックすると拡大します
#1187 雑食の代表
何かを咥えたヒヨドリが、こちらに飛んで来ました。
どうやら、サトキマダラヒカゲを捕えたようです。
この日は肌寒く、小雨模様ということもあり、
のんびりとしていた蝶が、狙われたのかもしれません。
翅ばかりが大きくて、身は少ないですが、
繁殖期に向けて、タンパク源になるのだと思います。
冬から春にかけては、植物性のものが主食でしたが、
これからの季節は昆虫にも手を出す、雑食の鳥です。
写真をクリックすると拡大します
#1188 雨天決行
たとえ雨でも、羽化のために池から出てくるヤゴがいますが、
トンボになれずに息絶えてしまうことが、晴れの日よりも多いようです。
水の中から外を見て、お日柄がよくないと気がついたら、
その日はやめておいて、また翌日にしようとか、
雨天順延にするなどして、柔軟に対応をすればよいのですが、
一度決めてしまうと、変更ができないのかもしれません。
まだ色がついていませんが、アオモンイトトンボだと思います。
ショウブの葉が、多少は傘の役割をしてくれているようです。
写真をクリックすると拡大します
#1189 ずぶ濡れ
雨の日に歩いていたら、サトクダマキモドキがいます。
かつては、それほどめずらしい虫ではありませんでしたが、
このところご無沙汰で、お目にかかるのはひさしぶりです。
成長をすると5センチほどの、太めのツユムシのようになりますが、
これはまだ1齢幼虫なので、体の大きさが5ミリくらいしかありません。
絞りを11にしましたが、それでもピントの合う幅が狭いです。
水滴がかからないように、どこかに隠れればよいのにと思いますが、
どういうわけか、ずぶ濡れでも平気なようです。
写真をクリックすると拡大します
#1190 人気がある背中
公園にいる鯉は、ほとんどが灰色をしていますが、
この日は、初めて見かける綺麗なニシキゴイがいました。
水が澱んでいるので、まるで掃き溜めに鶴のようです。
飼いきれなくなり、誰かが持ち込んだのではないかと思いますが、
観賞魚で外来種でもあるため、本来は放してはいけません。
水面の近くで浮いていると、背中が外に出てしまい、
丁度よいとばかりに、ムスジイトトンボが休憩をしていました。
少しでも沈んでしまうと、飛んで逃げないといけませんが、
次から次へと来るということは、止まり心地がよいのかもしれません。
写真をクリックすると拡大します