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#1172 風に揺れる宇宙人
5月もまだ初日だというのに、26度の夏日になりました。
昨夜は暖房をつけていたのに、翌日には冷房が必要です。
最近の気候は、おかしいのではないかと思いますが、
いまだに電気敷布を入れて寝ているこちらも、どうかしているのかもしれません。
カメラを地面に着けて、ヤマオダマキを見上げるように写します。
フィルムカメラの頃は、アングルファインダーがないとフレーミングが不可能ですが、
いまは可動式のモニターを見ながら、楽な姿勢で撮ることができます。
奥行がある花なので、できるだけ全体にピントが合うように絞り込みました。
風に揺れるさまは、空から舞い降りてきた宇宙人のようです。
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#1173 不思議なキアゲハ
このあたりではあまりお目にかかれない、キアゲハがいました。
日没直前なので、今晩はここで過ごすようですが、
ショウブの葉で休んでいるのは、めずらしいかもしれません。
前翅の付け根が黒いのが、ナミアゲハとの違いですが、
その範囲が、普通よりも広いように感じます。
さらによく見ると、なぜか部分的に薄い水色をしていて、
葉の映り込みや前ボケではないようで、どうしてなのか不思議です。
この角度からは確認ができませんが、お腹に白いものも付着をしていて、
それもまたよくわからず、なんなのだろうかと気になります。
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#1174 地味ですが
5月5日は端午の節句で、菖蒲湯に入りました。
強い香りが邪気払いになるとして、古くから伝わる風習ですが、
四方八方から、悪いものに取り囲まれている自分には、
この程度の匂いでは、さほどの期待はできないのかもしれません。
ニンニクかクサヤでも食べたほうが、効果がありそうです。
青く美しく咲くアヤメ科のハナショウブに対して、ショウブはサトイモ科で、
小山田さんと山田さんが別人であるように、まるで違う植物です。
ちいさな花がたくさん集まるさまは、ヤングコーンのようにも見えます。
というようなことを、5年前にも書いていました。
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#1175 白く咲くのは
#910と#1021で、トチノキの実と葉はご覧をいただきましたが、
花をご紹介するのは、今回が初めてです。
フランス語でマロニエと呼ばれるものと、同じ仲間になります。
白い品種は日本が原産地ですが、赤く咲くものもあり、
それは海外から街路樹として輸入された、ベニバナトチノキです。
我が家の近くでは、どちらもほぼ同じ頃に開花をします。
レンズの直前にある緑を、前ボケとして入れることで、
画面の左半分を、柔らかな感じに写しました。
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#1176 路傍の花
道端に生えている植物が、昔とは違うようです。
子供の頃には見たことのない草が、最近は自生をしています。
アメリカが原産地のマツバウンランも、そのうちのひとつです。
日本で初めて確認をされたのは、1941年の京都だそうで、
現在では、北関東にまで勢力を拡げています。
針金のように伸びて、高さは30センチくらいになります。
ちいさな花ですが、纏まりながら咲くと綺麗です。
絞りは開け気味にして、低い目線から写しました。
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#1177 風が強くて
異常気象という言葉が、普通に使われるようになりましたが、
特に今年は、風の強い日が多い気がします。
花や虫など、ちいさいものを撮影する時は、
ほんの少し吹いただけでも、ピントが外れたりブレることがあります。
待ち続ければ、いつかは止む瞬間もありますが、
お金だけではなくて、このところ根気すらもないので、
我慢ができずに、撮るのを諦めてしまうのです。
そのくらいの緩い気持ちで写すのも、悪くはないのかもしれません。
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#1178 雑食性
葉のど真ん中に花がつく、ハナイカダです。
雄木の場合は、数輪が纏まりながら咲きますが、
たくさんあると、筏の雰囲気が出ないかもしれません。
一方の雌木では、通常は一葉一輪です。
実がついた状態は、すでに#740でご紹介をしました。
ナミテントウが、食事に来ています。
アリマキを好み、基本的には肉食性ですが、
主食ではないものの、花粉に訪れることもあります。
雑食なのは、意外と知られていないのかもしれません。
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#1179 翁のような
おとといは30.0度と、一気に真夏日を記録した直後に、
昨日の最高気温は20.1度と、どすんと下がりました。
これほどの乱高下をしても健康でいなさいというのは、難しい注文です。
家の都合で、最近は散歩をする時間がなくて、
気がつかないうちに、オキナグサに実ができていました。
地面に近いところで下向きに咲くので、ぼんやりしていると見過ごしてしまうのです。
種についた毛が老人の白髪のようで、それが名前の由来とされています。
自分の頭にも、このくらいでも生えていると嬉しいです。
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#1180 亀はどうなのか
公園の入口に、ちいさな石のようなものが落ちています。
顔を近づけてみると、クサガメの子供でした。
甲羅は10円玉よりもやや大きいくらいで、まさにゼニガメです。
疲れ果てた様子で、あまり元気がなくて、
水辺から離れてしまい迷子のようなので、池のところまで連れ戻しました。
最初は手足を縮めたままでいたものの、そのうちに頭を水の上に出すと、
ありがとうという感じで、ちらりとこちらを見た気がします。
子供の頃に聞いた話では、鶴は律儀に恩返しをするようですが、
亀はどうなのか、ほんの少しだけ期待をして待つことにします。
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