晴れ、ときどき更新



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2020.4.6
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#1161 夏羽のカップル

ダイサギが2羽いて、どうやらつがいのようです。
このあたりに姿を現すのは寒い時期なので、いままではいつも冬羽でしたが、
目のまわりが緑で嘴が黒という夏羽の状態は、初めて見た気がします。
やはり、季節の進み方が変化をしているのかもしれません。

ふたつある池のひとつを、近いうちにかいぼりをすると聞きました。
このあたりで50数年は暮らしていますが、初めてではないかと思います。
水を完全に抜くので、どのようなものが出てくるのか楽しみです。
その期間は、鳥たちもどこかに消えてしまいますから、
撮影をしながらの散策は、少し退屈になるかもしれません。


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■■■ 2020.4.8 ■■■
#1162 今年最大の満月

4月8日はスーパームーンで、2020年のうちで最も大きな満月です。
強烈な橙色は美しいというよりも、妖しい雰囲気を醸し出しています。

どこで写してもライティングは一緒ですし、アングルも変えようがないので、
それなりの望遠レンズがあり、露出とピントをきちんと合わせれば、
デジタルによる高感度と、手ぶれ補正技術の進化により、
誰にでも、このくらいは撮ることができます。

外出がしにくい時期なので、夜風に吹かれながらベランダで撮影をするのもよいのですが、
暗闇でカメラを構えていて変人や変態と間違われないように、気をつけないといけません。


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■■■ 2020.4.10 ■■■
#1163 のどかな日

公園の中を歩いて、父の家へと向かいます。
休園や休校をしていて、休職や在宅勤務の人も多いのか、
ザリガニ釣りをしている親子が、あちらこちらにいました。

NPOの方かと思いますが、ゴムボートを浮かべて作業中です。
池の上ならば、コロナに感染する心配もありません。

午前中は穏やかな陽気でしたが、夕方から気温が下がりました。
暖気と寒気が入れ替わると、これほどまでに急激に変化をするものかと、
自然の力に、改めて驚かされるのです。


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■■■ 2020.4.12 ■■■
#1164 林の中で

園芸用に輸入された植物で、野生化をしたものとしては、
このあたりでは、ナガミヒナゲシが幅を利かせていますが、
同じく海外が原産地のツルニチニチソウを、林の中で見かけました。

暑さにも寒さにも強くて、陽当たりの悪い場所でも平気なので、
自然に繁殖をしても、不思議ではありません。
これからは、目にする機会が増えるような気がします。

日陰ということで、さすがに花の数は少ないのですが、
数輪だけしか咲いていないと、ありがたさを感じます。


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■■■ 2020.4.14 ■■■
#1165 8年目へ

花壇では、チューリップが満開です。
蕾の上では、モンシロチョウが翅を休めていました。

蝶に限れば、今年も10種類くらいは撮影をしていますが、
暖かい日が続いているにしては、虫を見かけません。
いろいろな種類に出会えても、もうよいはずなのですが、
緑地の整備が進むとともに、全体数が減少をしている気がします。

「晴れ, ときどき更新」も、4月14日で丸7年です。
これからは、8年目の自然の変化をお届けできればと思います。


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■■■ 2020.4.16 ■■■
#1166 コンクリートの隙間から

コンクリートの隙間で、キツネアザミが咲き始めました。
アザミに似ていてもそうではない、というのが名前の由来ですが、
違う説もあるようで、定かではありません。

#833では暗めに写したので、今回は明るく柔らかな感じにしてみました。
後ろのほうで黄色くボケているのは、オニタビラコです。

このような撮影では、毎度のことながら悩みます。
花そのものには、そこそこピントが欲しいものの、
絞り過ぎてしまうと、茎や背景が煩くなるのが厄介です。


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■■■ 2020.4.19 ■■■
#1167 新緑の季節

桜も完全に散り、新緑の季節になりました。
目に眩しいという言葉が、まさに相応しいです。

池の水深は、浅くなりつつある気がします。
泥が流入したり、水質が悪化してヘドロが堆積をしているのかもしれません。
ライギョが泳いでいましたが、大きすぎて背びれが水面に出ていました。

悠然と歩いているのは、アオサギです。
この冬は、ゴイサギをあまり見かけませんでした。
今年の暮れには、またたくさん来てくれることを祈ります。


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■■■ 2020.4.22 ■■■
#1168 座れば牡丹

午後からは雲が拡がり、夕方には薄暗くなりました。
空気はひんやりとしていますが、悪い雰囲気ではありません。

一見したところバラのようですが、どうもそうではないようです。
根元にボタンと書いてあるので、間違いありません。
かなり以前にご紹介をしたものは、力強い真紅でしたが、
薄いピンクも、優しくてよい感じがします。

曇りで光の方向性があまりないので、どの角度からでも写せます。
花のまわりをぐるりと一周して、最も綺麗に見えるアングルを捜しました。


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■■■ 2020.4.25 ■■■
#1169 アゲハの季節

やはり今年は暖かいようで、蝶の出現も早いです。
4月上旬には、アゲハチョウを見かけました。
この春に羽化をして間もないものが多いので、まだ綺麗ですが、
もう少し季節が過ぎると、ぼろぼろになります。

名前の通り、全身が黒いクロアゲハですが、
後ろの翅に比べて、前翅は透けたような薄い色をしています。
飛ぶことには素人の人間からすれば、前後が同じでもよい気がするのですが、
何かの理由があり、このように進化をしたに違いありません。
自然というものは、つくづく不思議だと思います。


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■■■ 2020.4.27 ■■■
#1170 背中合わせの踊り子

素敵な名前の野草、オドリコソウです。
初めて目にした時には、どのように眺めても踊り子に見えませんでした。
調べてみたところ、茎を取り囲んで咲く様子が、
輪になり盆踊りをしているようだというのが、その由来らしいです。
想像力が貧困なために、想像もつきませんでした。

まだ花がふたつしかなくて、ほとんどが蕾の状態ですが、
満開になれば、お祭りのように賑やかになるに違いありません。

絞りは11にして、できるだけ左右の両方にピントが合うようにしました。


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