晴れ、ときどき更新



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2020.1.6
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#1121 もうひとつカワセミ

このところ、カワセミとの遭遇率が高いです。
個体数が増えていて、おまけに最近は人を恐れないためか、
以前よりも容易に、撮影ができるようになりました。

三脚を立てて待つカメラマンは、ほとんどいなくなりましたが、
姿のあるところでは、いまでも人だかりができます。
綺麗なものに視線が集まるのは、自然の摂理なのかもしれません。

いつ見ても美しい鳥で、そこにいるとレンズを向けてしまいます。
水面に輝く枯葉が背景になるように、アングルを捜しました。


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■■■ 2020.1.8 ■■■
#1122 ランドマークの木

午前の雨が止み、午後からは青空が広がりました。
朝は息が白くなる寒さでしたが、昼過ぎからは穏やかな陽気です。

駅前の大きなイチョウの木は、しばらく前から冬の装いです。
自分が物心ついた頃には、すでにそこにありました。
再開発でも切られずに残り、このあたりのランドマークのような存在かもしれません。

満月まではあと少しという、この日の月齢は12でした。
めずらしく、縦と横の両方で写してみましたが、
左右に薄い雲が入るほうが、その場の雰囲気と奥行感が出るようです。


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■■■ 2020.1.9 ■■■
#1123 日本的な美しさ

前日の月齢は12で、この日は13です。
わずか1日の違いですが、もうほとんどまんまるに見えるのは、
もしかすると、自分の目玉が歪んでいるのかもしれません。

秋の十五夜の後には、十三夜もお月見をしないと、
片見月ということになり、あまりよくないともされています。

左右対称で幾何学的な美しさを、やや乱暴ですが西洋的とするのであれば、
満月だけではなくて、少し欠けたり歪んだり、
微妙に不均衡であることを尊ぶのが、日本らしさなのかもしれません。


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■■■ 2020.1.11 ■■■
#1124 新入り

今年になり、一番最初にお会いした猫です。
というよりも、いままでに見かけたことがない子かもしれません。
最近になり、このあたりに来た新入りのような気がします。

何かに気づいたのか、木の陰に移動をした直後に、
以前からこのあたりにいる1匹が、向こうから歩いて来ました。
片目を怪我している独眼竜で、いかにも強そうです。

喧嘩になるのを避けるために、身を隠したのかもしれません。
目を大きく見開いて、相手の動きを確認していました。


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■■■ 2020.1.12 ■■■
#1125 貴重な食糧

夕暮れ時は切ないですが、光としては最も好きかもしれません。
その日の終わりを、しみじみと感じさせてくれるのです。

太陽が西に大きく傾いた頃に、メジロの群れに出会いました。
敏捷に飛び回り、スマートなイメージがあるものの、
この写真では、太くてメタボに見えてしまいます。

まるまるとしていても、細い枝に止まるのは上手です。
ヒサカキの実は、大きさが手頃で水分も豊富なため、
いまの時期は、小鳥の貴重な食糧になるようです。


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■■■ 2020.1.14 ■■■
#1126 いまだに紅葉

この冬もまた、暖かな日が続いています。
池に氷が張らないままで、春を迎えるかもしれません。

なんと、まだ色づいているイロハモミジがあります。
1月に紅葉を見ることなど、その昔は考えもしませんでした。
我が家の近くの気候も、明らかに変化をしていて、
それも、そこそこのスピードのようです。

あまりに葉が多いと、秋の盛りみたいな感じがするので、
数の少なそうなところを選び、シャッターを切りました。


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■■■ 2020.1.16 ■■■
#1127 アプローチ

今年もまた、北からの渡り鳥が来ていますが、
群れているのは、キンクロハジロくらいかもしません。

わずか数羽のマガモは、雄ばかりのようです。
カルガモの雌のお尻を、しつこく追いかけ回していますが、
つきまとわれているほうも、嫌がる素振りがないので、
もしかすると、まんざらでもないのかもしれません。

この2種類は生物学的に近くて、実際に交わることがあるようです。
鳴き声が似ていて、コミュニケーションも取れている気がします。


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■■■ 2020.1.19 ■■■
#1128 またいつか

池を眺めていると、ハクセキレイが近づいて来ました。
好奇心が旺盛で、人を恐れないのはよいのですが、
レンズの最短撮影距離よりも接近されると、こちらが後ろに下がらないといけません。

普通に飛んだり歩いたりしていたので、気がつきませんでしたが、
撮影をした画像を見てみると、右足が不自由なようです。
先天的なものなのか、もしかすると釣り糸が絡まり切れたのかもしれません。
片方だけでは、電線や枝に止まるのは難しいかもしれませんが、
食事は地面でするので、生きていくには問題はなさそうです。
次に散歩をする時に、この子を捜してみたいと思います。


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■■■ 2020.1.20 ■■■
#1129 マンネリだけでは

1月20日は大寒で、1年のうちで一番寒いとされる日です。
しかし実際には、3月並みの暖かな陽気でした。

このウェブサイトでも、かつては冬らしい写真を掲載していましたが、
去年は雪景色がなくて、今年は氷すら張りません。
季節感がなくなるのに加えて、最近は池に人の手が入り、
本物の自然が、徐々に失われつつあるように感じます。

散策をしながらの発見が、年々少なくなる気がしますが、
その原因は、マンネリだけではないと思うのです。


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■■■ 2020.1.22 ■■■
#1130 ひさしぶりに寒い日

最高気温は、6度までしか上がりませんでした。
暖冬に慣れてしまうと、この程度でも寒く感じます。

真正面の下から見上げると、ドリアンのようでもあり、
あなたは誰ですかという感じですが、ヒヨドリです。
自前の羽毛を膨らませて、暖かくしています。

繁殖期には、それぞれが縄張りを持ちます。
車のフロントガラスに映る自分の姿に、執拗に攻撃をしている姿を見ると、
残念ながら、カラスほどには賢くはないようです。


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