晴れ、ときどき更新



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2019.12.13
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#1111 威風堂々

太い幹が3本ある立派なミズキが、綺麗に黄葉しました。
池のほとりの一番高いところから、橙に色づいたイロハモミジを見下ろしています。
湿り気の多い場所を好むので、このあたりでは育ちやすいのかもしれません。

20メートルくらいまで成長をする木ですが、すでにそのくらいはあります。
寿命は人間と同じ程度らしいので、もうかなり年齢のはずですが、
威風堂々、この森の主のように存在をしています。

春の新緑の鮮やかさ、夏に咲く可憐な花と、
それぞれの季節ごとに、いろいろな美しさのある植物です。


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■■■ 2019.12.15 ■■■
#1112 夕暮れカラス

いまの時期は、午後4時半には日が沈みます。
7時くらいまで明るい夏に比べると、自然光で写せる時間は極端に短いですが、
前向きに捉えれば、早めに夕景の撮影ができるということかもしれません。

多くのカラスが、相変わらず公園に棲みついています。
お役所が罠を仕掛けていますが、捕獲される数は僅かなので、
繁殖の勢いには、とても追いつかないようです。

死んだ仲間の肉でも、平気で食べてしまいますが、
その貪欲さが、自然界で君臨をしている理由のひとつかもしれません。


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■■■ 2019.12.17 ■■■
#1113 同じものはないので

このウェブサイトで最も多く登場をしているのは、カルガモです。
池に棲みついているので、必ずお目にかかれるのと、
人に馴れているために、撮影がしやすいのです。
季節の移り変わりを背景にして、四季折々の営みを写すことができます。

水面に映る赤は、ピラカンサの実です。
ありがちかなと感じながらも、美しさのあまりシャッターを切りました。
毎年のように撮るので、似たようなカットが増えてしまいますが、
それはそれでよいのかな、という気がするのです。
まるで同じものは存在をしないのが、写真の面白さかもしれません。


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■■■ 2019.12.19 ■■■
#1114 風流なのではなくて

群れから離れて、ぽつんとカラスがいます。
紅葉狩りをしているのであれば、風流な鳥ということになりますが、
どうやら、そのようではないみたいです。
部分的に羽が白いものは、初めて見ました。

人間であれば、メッシュとして格好がよいのですが、
自然界では、種を守るためなのか、
自分たちとは違うものがいれば、排除をする傾向があり、
色が違うということも、攻撃の対象になるようです。
この1羽も、仲間から逃げているのかもしれません。


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■■■ 2019.12.21 ■■■
#1115 12月のカマキリ

温暖化の影響なのか、この時期でもカマキリを見かけます。
しかし、そのほとんどはよれよれの状態です。

クヌギの木に、褐色型のオオカマキリがいます。
近づいてみたところ、様子が変です。
触れてみると、すでに息が絶えていました。
途中まで登り、精魂尽き果てたのかもしれません。

お腹はぺたんこなので、無事に子孫は残せたようです。
堂々とした、立派な大往生に違いありません。


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■■■ 2019.12.23 ■■■
#1116 今年も来た

紅葉とともに、アオサギが群れで訪れました。
かつては、数えるほどしかいませんでしたが、
最近では、30羽くらいのコロニーになります。
この池では、ブルーギルが爆発的に繁殖をしたことで、
冬でも食べ物に困らないため、集まるのではないかと思います。
外来魚が増えたので野鳥が来るようになるとは、複雑な心境です。

飛んでいるカラスが気になるのか、小首を傾げるようにしています。
目が左右についているために、空を見るのはやや面倒です。
首を横に倒して、目玉を上に向けないといけません。


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■■■ 2019.12.27 ■■■
#1117 今年の一葉

この秋の紅葉も、そろそろ見納めです。
始まるのが遅くて、終わるのは早く感じます。

一葉だけが枝にあると、つい目が向いてしまい、
毎年のように写すので、同じ雰囲気のカットばかりが溜まります。
関心のある対象は、ころころと変わるわけではないので、
それはそれで、自分らしいのかもしれません。

似てはいても、まるで同じにはならないのですから、
それも、写真ならではのような気がします。


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■■■ 2019.12.30 ■■■
#1118 自然の定義

四季折々、近所の自然を撮影してきました。
新たに現れる生物がいる一方で、姿を消したものもいます。
この5年くらいの短い期間でも、かなりの変化があるようです。

なんとなく、禅問答みたいな言い方になりますが、
人の手が加えられていないことが、自然の定義であるならば、
人工的に回復をさせたものは、自然とは呼べないのかもしれません。

来年はまた、どのような光景に出会えるのか、
楽しみでもあり、少し怖い気もします。


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■■■ 2020.1.2 ■■■
#1119 おひさしぶり

冬になると、猫を見つけにくくなりますが、
太陽が出ると、日光浴をしていたりするので、
晴れた日には、ひさびさにご対面ということがよくあるのです。

近所にいる野良の子は、数が減りつつあります。
最近は避妊されるために、繁殖ができないのと、
捨てられることも、かつてほどにはないのかもしれません。

散歩をしている途中の出会いが、愉しみのひとつなので、
1匹もお目にかからないと、寂しいものです。


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■■■ 2020.1.4 ■■■
#1120 悪戦苦闘

ブルーギルを捕えたものの、四苦八苦しています。
なんども木に叩きつけて、相手は完全に絶命をしているようですが、
鋭い背びれがあるためか、呑み込むことができません。
いろいろと試していましたが、最後には諦めて、
咥えたままで、いずこへかと飛び去りました。
クチボソのような細い魚のほうが、口に合うのかもしれません。

このあたりのカワセミは、人間は危険ではないと学習をしているのか、
最近は、かなり近くにまで寄れるようになりました。
もしかすると、そのうちに手乗りになるかもしれません。


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