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#1113 同じものはないので
このウェブサイトで最も多く登場をしているのは、カルガモです。
池に棲みついているので、必ずお目にかかれるのと、
人に馴れているために、撮影がしやすいのです。
季節の移り変わりを背景にして、四季折々の営みを写すことができます。
水面に映る赤は、ピラカンサの実です。
ありがちかなと感じながらも、美しさのあまりシャッターを切りました。
毎年のように撮るので、似たようなカットが増えてしまいますが、
それはそれでよいのかな、という気がするのです。
まるで同じものは存在をしないのが、写真の面白さかもしれません。
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#1114 風流なのではなくて
群れから離れて、ぽつんとカラスがいます。
紅葉狩りをしているのであれば、風流な鳥ということになりますが、
どうやら、そのようではないみたいです。
部分的に羽が白いものは、初めて見ました。
人間であれば、メッシュとして格好がよいのですが、
自然界では、種を守るためなのか、
自分たちとは違うものがいれば、排除をする傾向があり、
色が違うということも、攻撃の対象になるようです。
この1羽も、仲間から逃げているのかもしれません。
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#1115 12月のカマキリ
温暖化の影響なのか、この時期でもカマキリを見かけます。
しかし、そのほとんどはよれよれの状態です。
クヌギの木に、褐色型のオオカマキリがいます。
近づいてみたところ、様子が変です。
触れてみると、すでに息が絶えていました。
途中まで登り、精魂尽き果てたのかもしれません。
お腹はぺたんこなので、無事に子孫は残せたようです。
堂々とした、立派な大往生に違いありません。
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#1116 今年も来た
紅葉とともに、アオサギが群れで訪れました。
かつては、数えるほどしかいませんでしたが、
最近では、30羽くらいのコロニーになります。
この池では、ブルーギルが爆発的に繁殖をしたことで、
冬でも食べ物に困らないため、集まるのではないかと思います。
外来魚が増えたので野鳥が来るようになるとは、複雑な心境です。
飛んでいるカラスが気になるのか、小首を傾げるようにしています。
目が左右についているために、空を見るのはやや面倒です。
首を横に倒して、目玉を上に向けないといけません。
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#1117 今年の一葉
この秋の紅葉も、そろそろ見納めです。
始まるのが遅くて、終わるのは早く感じます。
一葉だけが枝にあると、つい目が向いてしまい、
毎年のように写すので、同じ雰囲気のカットばかりが溜まります。
関心のある対象は、ころころと変わるわけではないので、
それはそれで、自分らしいのかもしれません。
似てはいても、まるで同じにはならないのですから、
それも、写真ならではのような気がします。
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#1118 自然の定義
四季折々、近所の自然を撮影してきました。
新たに現れる生物がいる一方で、姿を消したものもいます。
この5年くらいの短い期間でも、かなりの変化があるようです。
なんとなく、禅問答みたいな言い方になりますが、
人の手が加えられていないことが、自然の定義であるならば、
人工的に回復をさせたものは、自然とは呼べないのかもしれません。
来年はまた、どのような光景に出会えるのか、
楽しみでもあり、少し怖い気もします。
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#1119 おひさしぶり
冬になると、猫を見つけにくくなりますが、
太陽が出ると、日光浴をしていたりするので、
晴れた日には、ひさびさにご対面ということがよくあるのです。
近所にいる野良の子は、数が減りつつあります。
最近は避妊されるために、繁殖ができないのと、
捨てられることも、かつてほどにはないのかもしれません。
散歩をしている途中の出会いが、愉しみのひとつなので、
1匹もお目にかからないと、寂しいものです。
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#1120 悪戦苦闘
ブルーギルを捕えたものの、四苦八苦しています。
なんども木に叩きつけて、相手は完全に絶命をしているようですが、
鋭い背びれがあるためか、呑み込むことができません。
いろいろと試していましたが、最後には諦めて、
咥えたままで、いずこへかと飛び去りました。
クチボソのような細い魚のほうが、口に合うのかもしれません。
このあたりのカワセミは、人間は危険ではないと学習をしているのか、
最近は、かなり近くにまで寄れるようになりました。
もしかすると、そのうちに手乗りになるかもしれません。
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