晴れ、ときどき更新



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2019.10.10
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#1081 夕刻の光

このところ、散策をするのは午前中ばかりでしたが、
ひさしぶりに、午後から出かけてみると、
いつもの池なのに、違う場所のような感じがします。

斜めから射す光という点では、朝と夕方は共通しているものの、
それぞれの景色の見え方は、当然ながら異なります。

朝日が昇る時の、清々しい空気感も捨てがたいのですが、
太陽が沈みゆく時刻のほうが、好みかもしれません。
ただ単に、早起きが苦手ということもありますが。


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■■■ 2019.10.12 ■■■
#1082 銀杏落としの風

散歩をしている時に、銀杏の匂いが鼻を突くと、
秋なのだなあと、つくづく感じます。

台風19号が、関東を直撃しました。
史上最強クラスというので、戦々恐々としていたものの、
我が家には被害がなくて、ひと安心です。
近年は上陸する数が多くて、そのたびにびくびくしています。

強い風が吹いたので、たくさんの実が落ちたはずです。
明日の朝は、多くの人が拾いに来るに違いありません。


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■■■ 2019.10.14 ■■■
#1083 精巧なデザイン

夕陽の中で、コバネイナゴが輝いていました。
まじまじと眺めると、精巧なロボットのように見えます。

撮影をする時は、レンズ越しに接近をしたほうが、
肉眼で近づくよりも、逃げられる確率が低いように感じます。
昆虫からすれば、人間の目は恐ろしいですが、
無機質なカメラは、さほど気にならないのかもしれません。

仮面ライダーのモチーフは、バッタなのだそうです。
ヒーローとしては、大胆で斬新だと思います。


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■■■ 2019.10.16 ■■■
#1084 強烈な個性

また今年も、シュウメイギクが咲き始めました。
このウェブサイトの初期に、すでにご紹介をしていますが、
個人的には、かなり好きな花です。

赤いところは、花びらではなくて萼なのですが、
それが、不揃いなのが素敵に見えます。
ひとつひとつが、これほどばらばらに違うというのは、
何かの理由があるのかどうか、わかりませんが、
他の植物では、なかなか見られません。
まさに世界でひとつだけの花、強烈な個性です。


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■■■ 2019.10.18 ■■■
#1085 過ぎてしまうと

このところ、雨の日ばかりです。
ひと降りするごとに、気温が下がるような感じがします。
ほんの少し前までは、クーラーを入れていたというのに、
長袖で出かけないと、肌寒いくらいになりました。
暑さが続いた夏も、過ぎてしまうと呆気ないものです。

ルリタテハが、敷石の上にいます。
太陽の光とコンクリートで、暖まろうとしているようです。
翅が綺麗なので、つい最近に羽化をしたのかもしれません。
越冬をして、来春にまた姿を現します。


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■■■ 2019.10.20 ■■■
#1086 同じところを歩いていると

茎の向こうに、アオイトトンボがいました。
お腹は隠れていますが、翅と目玉は見えています。
かくれんぼならば、完全にアウトです。

3年ぶりの登場ですが、最近は出会うことが少ないようです。
温暖化も含めた自然の変化や、人為的な行いにより、
あたりの環境が、棲息に適さなくなりつつあるのかもしれません。

春夏秋冬、同じところを歩いていると、
毎年毎年、微妙に変化をしていることに気がつきます。


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■■■ 2019.10.22 ■■■
#1087 これはこれで

あれほどいた、ヨシノボリやウキゴリなどのハゼは、
ブラックバスやブルーギルが放たれたために、姿を消してしまいました。

一方で、繁殖力が旺盛な外来魚が増えたことで、
それを目当てに、たくさんのサギが訪れるようになりました。
かつては目にしたことのない野鳥が、数多く見られて、
より自然が豊かな池に変貌をしたように映るのは、皮肉な感じです。

人間の営みも、森羅万象の一部だと考えるのであれば、
よかれ悪しかれ、これはこれでありなのかもしれません。


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■■■ 2019.10.26 ■■■
#1088 表裏別体

ウラナミシジミが、コセンダングサの蜜を吸いに来ました。
#1080のように裏面はシックですが、表側はなかなか派手です。

モンシロチョウなどは表裏同じですが、この蝶は使い分け派です。
休憩をするオフの時は、翅を立てて地味に、
何かをアピールする場合には、広げて青を見せるのだと思いますが、
蝶と話せるわけではないので、真偽のほどは不明です。

あと千年くらいすれば、昆虫とコミュニケーションを取る方法が発明されるかもしれませんが、
それよりも前に、人類は絶滅をしているような気もします。


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■■■ 2019.10.29 ■■■
#1089 雌雄別色

ウラギンシジミも、翅の表裏が違います。
名前の通り、裏面は#895のように純白ですが、
雄の表側は、#868でご紹介をした派手な赤で、
雌は対照的に、水色の模様が入ります。
雌雄でこれだけ異なる蝶は、あまりいないかもしれません。

日光浴をするために静止をしている秋は、撮影がしやすい季節です。
左右の翅を広げて、太陽の光を受けているのを、
あえてコントラストがつかないように、自分の影に入れて写します。
日陰だと感じると飛んでしまうので、素早くシャッターを切りました。


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■■■ 2019.10.31 ■■■
#1090 なかなかのセンス

子供の頃、どんぐり拾いをして遊んだものです。
原始人のような先輩は、シラカシを空き缶で茹でて食べていました。

クヌギの実は、あまり好きではありません。
かなりの確率で、イモムシに食われているからです。
やられているものは、丸い穴が空いているもので、
怖いもの見たさで、開けた記憶があります。

散策をしていたら、切り株に挿してありました。
どこのどなたか知りませんが、なかなかのよいセンスです。


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