晴れ、ときどき更新



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2019.9.18
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#1071 一輪挿し

午前中の気温は26度でしたが、スコールのような雨が降り、
午後になると、21度にまで下がりました。

短い時間に5度も変わると、肌寒さすら感じますが、
ひさしぶりに長袖を着たくなるくらい、気持ちのよい空気でした。
本格的な秋が、ようやく始まるようです。

ムラサキシキブの若木が、池の中で実をつけていました。
種が流されてきたのか、鳥が運んだのか、
自然が創り出した、素敵な一輪挿しです。


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■■■ 2019.9.20 ■■■
#1072 男郎花

夏が過ぎて、秋の気配を感じると、
花の種類が増えて、いろいろな虫にも出会うようになります。
この日も、同じところに5分くらいいただけで、
すぐに10種類ほどの蝶に、お目にかかることができました。

ツマグロヒョウモンが来ているのは、オトコエシです。
秋の七草でもあるオミナエシは、それなりに知名度がありますが、
その男性版があることは、あまり知られていないかもしれません。
男郎花が白く咲いて、そこそこ大きく茂るのに対して、
女郎花は黄色で、やや小ぶりです。


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■■■ 2019.9.21 ■■■
#1073 林の中

夏の間は、緑ばかりが目立ちましたが、
このところの気温の変化で、あちらこちらで蕾が咲き始めました。
暑さが苦手な植物は、意外と多いのかもしれません。

サクラタデは、湿り気の多い場所を好みます。
イヌタデの花のように密には咲かずに、ハナタデよりもひと回り大きいです。

背景がよい感じになるように、絞りを調節します。
光の丸いボケが、あまり強くならないように気をつけました。
やや明るめになるように、露出はプラス補正です。


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■■■ 2019.9.22 ■■■
#1074 自然の力

台風15号で、大きな被害が発生した後で、
今度は17号が、九州の北をかすめて通過をしました。
日本に来る時の勢力が、最近はかつてよりも大きくて、
特に、風が強いような気がします。

#1069の木は、撤去をされていました。
傾いていたので、全体を抜き取るのかと思いきや、
地面に近いところで切り、根元は埋め戻しています。
洞ができているわけではないのに、これほどの太い幹を倒すとは、
自然が生み出す力というのは、げに恐ろしきものです。


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■■■ 2019.9.24 ■■■
#1075 曇りの日

台風の影響で、前日は出かけられませんでした。
自然を相手にする撮影では、強風は天敵です。
被写体ぶれを起こしますし、ピント合わせもままなりません。
気が短かくて、なおかつ根気もないので、
そのような日には、安心して寝ていることにしています。

この日は朝から晴れていましたが、午後から天気が崩れ始めました。
曇りでも、感度を上げれば対応ができますが、
そうはいえども、雲が厚くなりすぎて暗くなると、
絞りとシャッタースピードの組み合わせが制限されて、撮りにくいものです。


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■■■ 2019.9.28 ■■■
#1076 夏から秋へ

秋を告げるアキアカネが、群れながら飛んでいます。
一時期は、ほとんど姿を消してしまいましたが、
最近では、少しずつ数が戻りつつある感じです。

ギンヤンマは、元気に縄張りの偵察をしています。
しばらく前から、我が家の近くでもよく見かけるようになり、
特に今年は、いままでで最も多い気がします。

翅の傷んだコフキトンボが、何かを捕らえて食べていました。
夏のトンボでも、まだまだ元気なものがいるようです。


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■■■ 2019.10.1 ■■■
#1077 いかにも秋の花

このウェブサイトでは初登場となる、ノダケです。
そこそこ大きく成長をして、子供の背丈くらいになりますが、
日陰で密かに咲いて、とにかく地味なので、
なんとなく、ご紹介が遅れてしまいました。

漢字で書くと、野竹となります。
すらりと伸びる姿が竹に似ているのが、由来らしいのですが、
やはり、諸説はあるようです。

慎ましい雰囲気は、秋の花という感じがします。


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■■■ 2019.10.3 ■■■
#1078 空中浮遊

ミノムシと呼ばれるものは、ほとんどはオオミノガの幼虫です。
秋に向けて大きく育ち、そのまま越冬をします。

昔に比べると、見かける機会が少なくなりました。
オオミノガヤドリバエという天敵が、20世紀の終わり頃に日本に来て、
それから、数を減らしているようです。

自分の体重も含めて、かなりの重さがあるに違いありませんが、
1本の糸だけで、宙に浮いています。
蜘蛛のよりも、遥かに強度が強いそうです。


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■■■ 2019.10.5 ■■■
#1079 これからは逆打ち

引越しが忙しくて、出かけられませんでしたが、
1週間ぶりに、池のまわりを散策してみました。

この前の時に比べると、確実に秋が進んでいます。
わずかな期間でも、自然が変化をするには十分なようです。

出かける場所は同じでも、いままでとはルートが違い、
お遍路さんにたとえると、逆打ちのようになります。
ただ単純に、歩く向きが変わるだけですが、
それでも、見える景色がかなり違う感じがしました。


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■■■ 2019.10.8 ■■■
#1080 もうひとつの目

このサイトでは3回目の登場となる、ウラナミシジミです。
紋様が波に似ているのが由来ですが、鳥の羽のような感じもします。

後ろのほうに、目玉と触角に見えるものがついています。
静止をしている時に、翅を擦り合わせていることがあり、
軽く動かして、よりリアルに見せるためともいわれています。
実際の頭を外敵に狙われないようにする、生きるための知恵です。

日暮れになり、その晩に泊まる場所で落ち着いてしまうと、
比較的容易に、画面一杯にまで近寄れます。


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