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#1075 曇りの日
台風の影響で、前日は出かけられませんでした。
自然を相手にする撮影では、強風は天敵です。
被写体ぶれを起こしますし、ピント合わせもままなりません。
気が短かくて、なおかつ根気もないので、
そのような日には、安心して寝ていることにしています。
この日は朝から晴れていましたが、午後から天気が崩れ始めました。
曇りでも、感度を上げれば対応ができますが、
そうはいえども、雲が厚くなりすぎて暗くなると、
絞りとシャッタースピードの組み合わせが制限されて、撮りにくいものです。
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#1076 夏から秋へ
秋を告げるアキアカネが、群れながら飛んでいます。
一時期は、ほとんど姿を消してしまいましたが、
最近では、少しずつ数が戻りつつある感じです。
ギンヤンマは、元気に縄張りの偵察をしています。
しばらく前から、我が家の近くでもよく見かけるようになり、
特に今年は、いままでで最も多い気がします。
翅の傷んだコフキトンボが、何かを捕らえて食べていました。
夏のトンボでも、まだまだ元気なものがいるようです。
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#1077 いかにも秋の花
このウェブサイトでは初登場となる、ノダケです。
そこそこ大きく成長をして、子供の背丈くらいになりますが、
日陰で密かに咲いて、とにかく地味なので、
なんとなく、ご紹介が遅れてしまいました。
漢字で書くと、野竹となります。
すらりと伸びる姿が竹に似ているのが、由来らしいのですが、
やはり、諸説はあるようです。
慎ましい雰囲気は、秋の花という感じがします。
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#1078 空中浮遊
ミノムシと呼ばれるものは、ほとんどはオオミノガの幼虫です。
秋に向けて大きく育ち、そのまま越冬をします。
昔に比べると、見かける機会が少なくなりました。
オオミノガヤドリバエという天敵が、20世紀の終わり頃に日本に来て、
それから、数を減らしているようです。
自分の体重も含めて、かなりの重さがあるに違いありませんが、
1本の糸だけで、宙に浮いています。
蜘蛛のよりも、遥かに強度が強いそうです。
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#1079 これからは逆打ち
引越しが忙しくて、出かけられませんでしたが、
1週間ぶりに、池のまわりを散策してみました。
この前の時に比べると、確実に秋が進んでいます。
わずかな期間でも、自然が変化をするには十分なようです。
出かける場所は同じでも、いままでとはルートが違い、
お遍路さんにたとえると、逆打ちのようになります。
ただ単純に、歩く向きが変わるだけですが、
それでも、見える景色がかなり違う感じがしました。
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#1080 もうひとつの目
このサイトでは3回目の登場となる、ウラナミシジミです。
紋様が波に似ているのが由来ですが、鳥の羽のような感じもします。
後ろのほうに、目玉と触角に見えるものがついています。
静止をしている時に、翅を擦り合わせていることがあり、
軽く動かして、よりリアルに見せるためともいわれています。
実際の頭を外敵に狙われないようにする、生きるための知恵です。
日暮れになり、その晩に泊まる場所で落ち着いてしまうと、
比較的容易に、画面一杯にまで近寄れます。
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