晴れ、ときどき更新



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2019.8.10
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#1051 爆睡中

涼しい朝と夕方に飛んで、暑い日中は木陰で休むマルタンヤンマです。
美しくて人気のあるトンボですが、そこそこめずらしいのか、
わざわざ新幹線に乗り、この場所まで撮影に来る愛好者もいるそうです。
暗いところに止まるので、ほとんどの人はフラッシュを使用していますが、
いつものように感度を上げて、そこにある光だけで写しました。

とにかく、昼間は爆睡をしているので、
見つかると、素手で簡単に捕まえられてしまいます。
このあたりに生息をしている数も、非常に少ないようなので、
そのうちに、見られなくなるかもしれません。


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■■■ 2019.8.11 ■■■
#1052 一斉に鳴き始める 

いつもならば、ニイニイゼミが最初に姿を見せて、
アブラゼミとミンミンゼミ、そしてヒグラシという順番に現れるのですが、
夏の訪れが遅い今年は、一斉に鳴き始めた感じがします。

8月に集中をしたために、大量に発生をするかと思いましたが、
意外にも、例年よりも少ないくらいです。
そもそもが、蝉の当たり年ではないのかもしれません。

この日も35度を超えて、14日も猛暑日が続いています。
これほど長いのは、新記録かもしれません。


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■■■ 2019.8.13 ■■■
#1053 50年で十分

8月に入り、いろいろなトンボを見かけるようになりました。
買い物がてら、池のまわりを歩くだけで、
上手くすれば、10種類くらいにお目にかかれます。

最も数が多いのは、コシアキトンボです。
とはいえ、自分が子供の頃には見たことがないので、
この半世紀くらいで現れて、急激に増えたようです。
圧倒的な多数を占めていたアカトンボは、いまではごく少数派です。
移り変わりの激しい時代に、50年という歳月は、
生態が変化をするのには、十分な長さなのかもしれません。


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■■■ 2019.8.14 ■■■
#1054 ちいさな手羽

この暑さでも、カルガモの一家は元気です。
勝手な想像かもしれませんが、お母さんはこちらに気がつくと、
子供たちを連れて、近づいてきてくれました。
人間のそばにいたほうが、カラスなどの天敵に襲われにくいと、
過去の経験から、理解をしているのかもしれません。

岸に上がると、雛は一丁前に大人の真似をして、
体をぱたぱたさせながら、水滴を落としています。
それにしても、ちいさな手羽です。
これが翼になり大空を舞うのかと思うと、不思議な感じがします。


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■■■ 2019.8.16 ■■■
#1055 人間ウォッチング

お盆休みなので、そもそも人が少なくて、
時折、スコールのような雨が降るために、
いつもとは違い、公園は閑散としていました。
のんびりと、撮り歩くことができます。

欠伸をしたり、羽をばたつかせたり、
アオサギが、所在なさげにしています。
誰かが通りかかると、首を伸ばして様子を伺い、
まるで、人間ウォッチングをしているかのようです。
あちらも、こちらを観察をしているのかもしれません。


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■■■ 2019.8.17 ■■■
#1056 凄いこと

連なりながら飛んでいるギンヤンマが、急に見えなくなり、
どこに消えたのだろうかと、捜してみると、
流れている枯草に止まり、産卵をしていました。
もう少しよさそうな場所は、いくらでもある気がします。

連結をしているのは、正式には交尾ではなくて、
雌が卵を産むまで浮気をしないように、雄が掴まえているのです。
お尻の先で、相手の首を挟んでいるのですから、
よくよく考えてみると、なかなか凄いことをしています。
人間で同じような行為をしていたら、逮捕されるかもしれません。


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■■■ 2019.8.19 ■■■
#1057 神秘的な月

神秘的な月ですよと、かぐや姫さまからご連絡がありました。
ベランダに出てみると、濃い色をしたほぼ満月が出ています。
少し欠けているあたりが、凸凹している感じです。
光の加減で、クレーターが浮き上がるのだと思いますが、
これほど明瞭に写るとは、いままで気がつきませんでした。
クレアラシルを塗り、治療をして差し上げたいくらいです。

いま住んでいる家からは、空がよく見えますが、
秋に転居するところからの眺めは、それほどではありません。
きちんと外に出て、撮影をしないといけなくなりそうです。


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■■■ 2019.8.20 ■■■
#1058 黄色い塊

親指ほどのキノコが、雨の後でしばらくすると、
子供の拳くらいまで大きく、急成長をしていました。

モコモコとした黄色い塊は、ヒラフスベではないかと思います。
毎年、ある桜の幹に同じように出るため、
なぜこの1本だけなのだろうかと、不思議に感じていました。
もともとは、切り株から発生をすることが多いようなので、
高齢の木には、生えやすいのかもしれません。

それにしても、キノコの種類を特定するのは難しいです。


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■■■ 2019.8.22 ■■■
#1059 いろいろな角度から

最初に見た時は、コノシメトンボかと思いましたが、
胸の側面の模様などからすると、リスアカネのようです。
アカトンボやイトトンボの仲間は、判別が難しいものが多いために、
できれば、いろいろな角度から写しておくことにしています。

あたりには1匹しかいないので、縄張りを守りやすそうですが、
しばらく前に見た時に比べて、前翅の先が欠けていました。

かつてご紹介した、マルタンヤンマと同じように、
リスというのは動物とは関係がなくて、昆虫学者の名前です。


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■■■ 2019.8.24 ■■■
#1060 残暑は続く

真夏日が30日以上も続き、記録を更新するかと思われたものの、
意外にも、突然に途切れてしまいました。
それでも、まだ厳しい残暑の日々です。

39度や4度という、絶望的な気温の上昇はありませんでしたが、
30度を超える地味な暑さが連続しているために、無意識のうちに疲労が溜まります。

お寺の猫も、お疲れのご様子です。
寝ているのだろうかと、望遠レンズで覗いてみると、
薄目を開けて、こちらを見ているのでした。


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