晴れ、ときどき更新



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2019.7.23
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#1041 おいしい大発生

例年に比べて、アメリカザリガニの数が多いようです。
水面から覗き込むと、集団で動いているのが見えます。
思いがけぬ大発生に、子供たちは釣りに興じて、
アオサギなどの肉食系の鳥も、大喜びをしているに違いありません。
動きが速い魚よりも、遥かに捕えやすいはずです。

丸吞みにして、お腹の中を切られないかと心配になりますが、
嘴に挟んだまま振り回して、事前にハサミを落としたり、
噛み砕いて、息の根を止めるなどして、
さすがに、それなりに考えながら食べているようです。


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■■■ 2019.7.25 ■■■
#1042 いつものように

朝から降り始めた霧雨は、すぐに止みました。
いつものように、池のまわりを徘徊したのですが、
歩いている人は、ほとんどいませんし、
カメラなどを手にしているのは、自分だけでした。

以前にも書きましたが、雨の日はお勧めです。
晴天とは違い、非日常的な光景が見られますし、
混んでいないので、のんびりと撮ることができます。
雲が厚いと、感度を高く設定しないといけませんが、
最近のカメラならば、ISO6400でも綺麗です。


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■■■ 2019.7.26 ■■■
#1043 一心不乱のドラキュラ

名前の通りに眼が青い、アオメアブです。
筋肉質な体つきで、太い脚を持ち、
鋭く大きな口は、いかにも突き刺しやすそうで、
コガネムシやハチ、さらには自分より大きなトンボなど、
他の昆虫を捕えて、体液を吸います。
ここでは、ミツバチが餌食にされていました。

食事をしている時は、あたりが気にならないようで、
マクロレンズで接近をしても、微動だにしません。
どのくらいまで寄れるのか試したいところですが、ほどほどにしました。


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■■■ 2019.7.29 ■■■
#1044 ようやく梅雨明け

昨年よりも30日も遅れて、ようやく梅雨が明けました。
山椒魚のように、長いこと太陽の光が当たらない状態で暮らしてきたので、
いきなり燦々とした日射しで、一気に35度を超えてしまうと、
とてもではありませんが、体調が追いつきません。
暑さには強いほうなので、しばらくすれば慣れると思いますが、
やはり、それなりの気温のほうが嬉しいです。

季節が進んで、早く秋にならないかと思いますが、
この年齢になると、それは死期がどんどん近づくことでもあるので、
すいすいと月日が流れてしまうのも、考えものなのです。


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■■■ 2019.7.31 ■■■
#1045 美しいけど撮りにくい

コオニユリが、今年も満開になりました。
目で見ると美しくても、写真にするのが難しい花です。

花びらがカールをしているので、そもそもが写しにくいのと、
密集して咲くので、煩雑な感じがしてしまうのです。

白いホリゾントのような背景の場所で、位置関係がよさそうな花を選びました。
できればもう少し絞りたいのですが、後ろが微妙に出てしまいそうなので、
そこそこのところで、落としどころを決めないといけません。
自然の撮影は人生と同じで、思うようにならないことが多いのです。


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■■■ 2019.8.1 ■■■
#1046 違和感ありあり

我が家の近くは、国内でも屈指の酷暑地帯で、
梅雨が明けて以降、4日連続で猛暑日になりました。
いつも散歩をしているお年寄りたちにも、まるでお目にかかりません。

正確にはナナフシモドキですが、ひさしぶりにナナフシに出会いました。
擬態をしているので、なかなか見つけにくいのですが、
ヤブランの上では違和感がありありで、かなり目立ちます。

体に沿うように前脚を突き出して、枝の真似をしているつもりのようです。
ぴくりとも動かないので、時間をかけて撮影をしました。


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■■■ 2019.8.2 ■■■
#1047 猫大明神

この日、神社でお参りをしていると、
本殿の端に、ちいさな貼り紙がしてありました。
境内で暮らしていた野良猫が、急逝をしたそうです。

ほんの数日前まで、パトロールをしながら歩いていましたが、
いまにして思えば、うつらうつらしている時間が長くなり、
毛の艶も、衰えてきていたような気もします。

いつも、こちらを睨むように見ていましたが、
勝手に猫大明神と呼んで、よく撮影をさせていただいたものです。


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■■■ 2019.8.5 ■■■
#1048 カブトムシの夏

梅雨が長引いたために、虫たちもあまり動けませんでしたが、
明けてからは猛暑日が続いて、爆発的に活動をしています。
これからしばらくは、濃い夏になりそうです。

遅れを取り戻すかのように、カブトムシも一気に姿を現しました。
陣取りで喧嘩をしている仲間とは離れて、雄が1匹だけでいます。
角は立派なのですが、前脚の爪がありません。
人気のある場所で争うと、踏ん張ることができずに不利なので、
樹液が少なくても、静かなところを選んだのではないかと思います。
生存をするために、本能的にそのようにしているのかもしれません。


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■■■ 2019.8.7 ■■■
#1049 赤と青

トンボには、縄張りを持つものがいて、
ショウジョウトンボとシオカラトンボにも、自分のテリトリーがあります。

領域を守る理由が、雌と出会うためであるのなら、
違う種類であれば、いたとしても気にならないのかもしれません。
しかし、広いところに2匹しかいないのですから、
これほど近づかなくても、止まる場所はいくらでもあります。

ぴたりと背後につかれると、やはり煩わしいのか、
ショウジョウトンボは、お腹を上げ下げして不快感を表していました。


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■■■ 2019.8.8 ■■■
#1050 あるがままに

かつては、どこにでもいたカマキリですが、
この数年は、お目にかかる機会が減りました。
以前にも書きましたが、緑地の整備が頻繁に行われるようになり、
卵の段階で処分をされてしまい、絶対数が減少をしているのかもしれません。

今年も最近になり、ようやく見かけるようになりました。
ここにいるのは、大人になりかけのハラビロカマキリのようです。
狛犬の上を歩き回ると、神様に注意をされるかもしれませんし、
そもそも目立ち過ぎて、鳥に狙われそうで心配です。
安全な場所に移してあげたいところですが、やはりあるがままにしておきました。


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