晴れ、ときどき更新



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2019.7.2
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#1031 梅雨の光

雨の中を、いつものように出かけました。
雲が厚いので、光が重く感じます。

葉で傘を差すようにして、ヒツジグサが咲いていました。
スイレンと、ほぼ同一の種として扱われているようですが、
前者は日本の固有種で、後者は外来種で大柄な花が多いのが、
もしかすると、違いといえるのかもしれません。

今年の梅雨は、ひさしぶりにかなりの雨量になるらしく、
平年の7月分が、1日で降るところもあるそうです。


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■■■ 2019.7.4 ■■■
#1032 見慣れた景色も

雨の日は、散歩をしている人が減るために、
撮影には、都合のよいことが多くあります。

人影がないと、鳥もリラックスをして、
いつもよりも、岸の近くにいたりします。
相変わらず、アオサギには仲良くしてもらえているようで、
池の中を、わざわざ歩いて来てくれました。

見慣れた景色も、実像と虚像の組み合わせにより、
新鮮な感じがして、素敵に写ります。


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■■■ 2019.7.6 ■■■
#1033 名実不一致

ひさしぶりに、本格的な梅雨が続いています。
天気予報でも、晴れのマークがまるで出てきません。
最近は、100%にまで湿度が上がる日もあるので、
そのうちに、お尻からキノコが生えそうです。

#1023で脱け殻をご紹介した、キアシドクガです。
派手な蛹とは違い、白一色のシンプルなファッションで、
名前の通りに、脚の差し色がポイントです。
無毒なのにドクガというのは、天才を馬鹿と呼ぶようなもので、
虫に対して、少々失礼かもしれません。


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■■■ 2019.7.9 ■■■
#1034 自分のような花

ノカンゾウに続いて、ヤブカンゾウが咲き始めました。
雨に濡れていると、また格別の美しさです。

ユリのように、ピンとした花びらの前者に対して、
やや天然パーマのように、後者はよじれています。
このよれよれ感が、個人的には好きなのですが、
もしかすると、自分もそうだからかもしれません。

でこぼこしているので、どこにピントを合わせるのかで迷います。
一本立ちのものを見つけて、背景を飛ばして写しました。


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■■■ 2019.7.11 ■■■
#1035 目は恐ろしい

この数年の感じでは、そろそろ蝉が鳴き始めてもよい時期ですが、
梅雨が続いて気温が上がらず、うんともすんとも聞こえません。
今年の7月は、その昔の陽気に逆戻りをしたようです。

半袖では肌寒いくらいのためか、蝶の動きもいまひとつのようで、
ヒメジャノメは、葉の上で休息をしたままです。

虫に近づく時には、肉眼のままでは逃げられてしまうことが多いのですが、
ファインダーを覗きながらだと、かなり寄れる気がします。
生き物の目というものは、恐ろしいのかもしれません。


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■■■ 2019.7.13 ■■■
#1036 梅雨が続いて

#1024でご紹介をしたキキョウには、白く咲くものがあります。
なんらかの理由で、色素が抜ければなるので、
自然界の変化としては、起こりやすい色なのかもしれません。
ムラサキツユクサやシランの花も、同様のようです。

曇りの日が続いて、なかなか気温が上がりません。
昨年の7月中旬は、すでに35度を超えていて、
それはそれで、ややおかしな気候ではありましたが、
今年の場合は、10度ほども低いです。
これで本当に暑い夏が来るのか、不思議な気がします。


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■■■ 2019.7.15 ■■■
#1037 あなたはどなた

キノコの種類の判別は、本当に難しいです。
地上に出た直後とピーク時、そして枯れる前で、
色や形が、それぞれ大きく変化するものが多くて、
図鑑などでも、そのすべてが掲載されているわけではないために、
調べても、なかなか見つからないのです。

これはムラサキヤマドリタケに似ていますが、確証はありません。
そうだとすれば食用になり、かなり美味しいらしいのですが、
笑いが止まらなくなると、葬式に行けなくなるため、
口に入れてみようという気には、さらさらなりません。


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■■■ 2019.7.17 ■■■
#1038 自然の弾みで

このところ、数が減少していたモンシロチョウですが、
今年は、かなりよく見かけます。
なんらかの自然の弾みで、急に増えたのかもしれません。

この日は、メハジキの蜜を吸いに来ていました。
没頭しているのか、こちらが人間として認知されていないのか、
近づき放題で、撮り放題です。

翅の模様は、意外に個体差があり、
純白のイメージが強いのですが、部分的に黄色いものもいます。


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■■■ 2019.7.19 ■■■
#1039 ようやく蝉が

梅雨が長引いて気温が低いためか、あまり蝉を見かけません。
すでに羽化をしている個体も、開店休業状態で、
ほとんどは、まだ土の中にいるのではないかと思います。

このところ、ようやく少しだけ日が射して、
弱々しいものの、ようやくニイニイゼミの声を聞くようになりました。

これから地上に出る幼虫には、不運な巡り合わせの年ですが、
短い夏に一斉に姿を現して、とてつもなくうるさく大合唱をするのではないかと、
それはそれで、いまから心配しています。


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■■■ 2019.7.21 ■■■
#1040 景気がよくなると

浮世離れをした生活をしているので、実感はないのですが、
世の中は、景気がよいのかもしれません。

かつては予算が付かないからか、どこもかしこも草ボーボーでしたが、
最近は、あちらこちらでグリーンキーパーが活躍をしていて、
下草の除去や枝の剪定などが、頻繁に行われています。
見栄えはよいのですが、食べる植物がないとか、
卵を産んでも抜かれてしまうとか、隠れる場所がないなど、
生き物からすれば、棲みにくい環境になりつつあるのかもしれません。
昆虫の種類や数は、この数年で減少をしているように感じます。


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