■■■ 2013.9.19 ■■■
#041 これぞ名月
今日は旧暦の8月15日、中秋の名月でした。
毎年その日は満月になるのかと思いきや、必ずしもそうではありません。
おととしと去年、そして今年はまんまるですが、
その次は、東京オリンピックの後の2021年になります。
8年後などは、想像もつきません。
夕闇の静寂の中、雲ひとつない空にオレンジ色の物体が昇ります。
ヨオッ、日本一!と声をかけたくなる衝動を抑えてシャッターを切りました。
向こう岸のちいさな白いものは、たぶんコサギです。
どのような月であろうと、鳥には関係がないのかもしれません。
写真をクリックすると拡大します
■■■ 2013.9.23 ■■■
#042 おめでたい
以前に、キンミズヒキをご紹介しましたが、
今回は、ミズヒキとギンミズヒキです。
このふたつは、花の色が赤か白かの違いだけで、
その他は、ほとんど同じに見えます。
白いものが、ギンミズヒキと呼ばれているだけで、
学術的には、同じ植物なのかもしれません。
ミズヒキも、秋を彩る花のひとつです。
かつては、このあたりは赤ばかりでしたが、
最近は紅白が混じり合い、おめでたい感じがします。
写真をクリックすると拡大します
■■■ 2013.9.26 ■■■
#043 彼岸の光景
秋の始まりを告げる花といえば、彼岸花かもしれません。
夏の終わりに土から芽を出して、一気に成長をするので、
ぼんやりしていると、知らぬうちに花をつけています。
名前の由来は、お彼岸の頃に咲くからですが、
毒があるので食べるとあの世に行く、という意味もあるようです。
群生をしているさまは美しいのですが、妖しげな感じもします。
ファインダーを通して見た、妖艶な赤い花と黄色い蝶は、
来世とはこのような感じかもしれない、と思わせてくれます。
写真をクリックすると拡大します
■■■ 2013.9.29 ■■■
#044 優しい雨
先週、2日ほど雨が続きました。
夜中に降り始めて、翌日もぐずついたまま、
そして3日目の朝に、ようやく止みました。
どういうわけか、最近はスコールのように激しいことが多くて、
しとしとした感じは、ひさしぶりです。
優しい降り方だと、気持ちが落ち着きます。
仕事をする気が、ほとんど出ないのですが、
天気のせいにしては、いけないのかもしれません。
写真をクリックすると拡大します
■■■ 2013.10.2 ■■■
#045 夕焼け雲
最近、日の暮れるのが早いようです。
急にではなくて、徐々になのかもしれませんが、
季節が変わり、余計にそのように感じます。
夏のダイナミックな雲とは違い、秋は繊細で、
夕焼けと重なり合うと、さらに美しく映えます。
フィルムの頃は、太陽が沈むと苦労をしたものですが、
デジタルカメラになり、暗いところでの撮影がしやすくなりました。
写せる時間帯が広がると、散歩の回数も増えます。
写真をクリックすると拡大します
■■■ 2013.10.4 ■■■
#046 旨いよりも臭い
オジサンたちが地面に向かい、何かをしています。
みなさん、ギンナンを拾い集めているのでした。
それも、一心不乱に。
我が家では、食べる習慣がないので、
秋を代表する食材として、正直なところあまりピンときません。
イメージとしては、旨いよりも臭いです。
少し前までは夏のつもりでしたが、もう季節は変わりました。
いつもの年よりも、早いような気がします。
写真をクリックすると拡大します
■■■ 2013.10.6 ■■■
#047 魅せられて
これほど大きく写り、虫が嫌いな人には申し訳ないのですが、
舞台にいるように立派に撮れたので、ご紹介をします。
といいましても、どこのどなただか知りませんで、
調べてみると、マメノメイガという蛾でした。
あるウェブサイトによれば、日本にいる蝶は約260種なのに対して、
蛾はなんと、5000種以上もいるそうです。
気持ちが悪いというイメージが、蛾にはあるものの、
翅の模様は芸術的で、顔つきは意外と可愛いこともあります。
写真をクリックすると拡大します
■■■ 2013.10.8 ■■■
#048 秩序と調和の美
コスモスを漢字で書くと、秋桜です。
この季節を代表する花として、まさに相応しいかもしれません。
花言葉は色により異なりますが、共通するのは名前の由来でもある秩序や調和です。
正面から見ると、その意味がわかるような気がします。
#035でご紹介したシュウメイギクとは対照的に、とても綺麗な形です。
端正で清楚な雰囲気が、魅力なのかもしれません。
美しく咲いている光景を探して、若い頃は遠くまで旅をしていました。
最も印象深いのは、新潟の県道63号線を自転車で走りながら見たコスモスロードです。
写真をクリックすると拡大します
■■■ 2013.10.12 ■■■
#049 カモよ来い
この時期に池にいるのは、いまはカルガモだけですが、
もうしばらくすると、いろいろな渡り鳥が北から訪れます。
最近は以前に比べると、数が激減してしまいました。
餌をあげてはいけない注意書きが出たのが、ひとつの理由だと思います。
楽をしたいのは、たぶん水鳥も人間も同じです。
食べ物を貰えるところに集まるのは、必然なのかもしれません。
ここに来るのはとてもストイックか、あるいはお馬鹿さんかのどちらかです。
捕まえてカモ鍋にするわけではないので、たくさん来て欲しいものです。
写真をクリックすると拡大します
■■■ 2013.10.14 ■■■
#050 いつもウトウト
ゴイサギの成鳥は、白とブルーグレーのツートンカラーですが、
幼鳥の頃は茶色のモコモコとした姿で、羽に斑点があるのでホシゴイとも呼ばれます。
夜行性のためか、昼間はぼんやりして寝てばかりいます。
おまけに近づいてもあまり逃げないので、撮影がしやすいのです。
人を怖がらないということは、食べても美味しくないのかもしれません。
醍醐天皇が捕まえようとした時に、天皇の命だと知るとすぐに観念をしたことから、
その素直な態度に対して、この鳥に五位の位を授けたというのが名前の由来だそうです。
成長をすると後頭部に白い冠羽が生えて、いかにも高貴な感じがします。
写真をクリックすると拡大します
トップページはこちら 「晴れ、ときどき更新」掲載一覧はこちら 前のページはこちら 次のページはこちら