■■■ 2025.11.10■■■
                #2201 坂道を転がるように                
先月上旬は、30℃に迫る陽気が続いていたのに、
この日は12℃くらいと、まるで冬です。

坂道を転がるように、一気に季節が進んでしまい、
自然の生き物たちは、慌てているかもしれません。
撮影をするこちらも、まだ十分に秋を楽しめていないのです。

ホトトギスは、咲き始めが最も美しい気がします。
たくさん蕾が開くと花が重なり合い、煩雑な感じになるので、
背景に落ち葉を入れて、一輪だけの時に撮りました。


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■■■ 2025.11.12■■■
#2202 ようやく始まりました
このところ、ようやく平年並みの気温になり、
そろそろ仕事をするかと、紅葉が重い腰を上げました。
緑の木々が、綺麗に色づき始めています。

それでもやはり、いつもよりも遅いようで、
イロハモミジなどは、まだほんの葉先が赤いだけです。
今年の見頃は、12月になるのかもしれません。

カルガモが1羽、のんびりと泳ぐ先の水面に、
黄色いコウホネが1輪、ぽつんと咲いていました。


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■■■ 2025.11.14■■■
#2203 白い火炎彩
暖かな日が続き、先月までは見かけたカタツムリも、
このところの冷え込みで、冬眠を始めたことと思います。

あたりがじめじめとした状況だと、活発に動き回れますが、
今年の梅雨は、平年に比べて降水量が極端に少ないので、
もしかすると、あまり婚活ができずにいたかもしれません。

ミスジマイマイは、我が家のあたりでは数が多い種類で、
殻の模様は変化に富み、それぞれに個性があります。
火炎彩と呼ばれる白い横縞が、美しくて印象的です。


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■■■ 2025.11.16■■■
#2204 越冬の前に
ひさしぶりに、気温が20℃まで上がりました。
暖かさに誘われて、ふらふらと日だまりを飛んでいたのは、
体長が3センチくらいの、ホソミイトトンボです。
寒くなると、体の色が青から褐色に変わり、
トンボとしてはめずらしく、成虫のままで冬を越します。


お腹がすいていたのか、何かを捕らえたようです。
もぐもぐタイムの間は、食べることに集中をしているので、
静かに間合いを詰めれば、かなり近づけます。
全身にピントが合うアングルを、慎重に選びました。


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■■■ 2025.11.18■■■
#2205 ゆるやかに着色中
このところ、平年並みの気温の日が多くなりましたが、
今週の半ばには寒さが増して、季節が一気に進みそうです。

もしかすると、秋はもう過ぎたのかもしれません。
いまの日本には、四季はなくて二季しかないとも言われますが、
自然の散策を続けていると、まさに実感をするのです。

現在のところ、ゆるやかに紅葉は進んでいます。
ここでも、カルガモがよい感じで泳いでくれて、
穏やかな水面には、綺麗な波紋ができました。



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■■■ 2025.11.20■■■
#2206 アオサギも難儀
やかんという落語の演目の中に、鵜が呑めずに苦労する魚なので、
鵜難儀からウナギと名前がついた、という一節がありますが、
タウナギを捕らえたアオサギも、やはり大変なようです。

頭から尻尾までを口の中に入れることは、なんとかできるものの、
喉のところでとぐろを巻かれると、かなり苦しいようで、
ゲロゲロと吐き出してしまい、また最初からやり直しです。

幾度か繰り返すうちに、相手が動かなくなると、
ようやくお腹に収めたものの、ややお疲れのご様子でした。



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■■■ 2025.11.22■■■
#2207 なぜかヒヨドリジョウゴ
ヒヨドリジョウゴの実は、ヒヨドリが好きなわけではないようで、
そもそも、鳥が食べているのを見たことがありません。

ジョウゴというのは、お酒をたくさん飲む人のことで、
笑い上戸や泣き上戸など、関連をした使われ方もありますが、
なぜ名前に入れているのか、それもまたよくわかりません。

同じナス科のトマトのように、水分が多い液果です。
夕方の光を受けて、つやつやとして美味しそうな感じがしますが、
そこそこの毒があり、食用にはなりません。



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