晴れ、ときどき更新



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2018.6.23
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#861 赤のワンポイント

たまに見かけるキツツキの一種、コゲラがいました。
留鳥なので、季節を問わずに棲んでいます。
#792でも、すでにご紹介をしましたが、
前回のはたぶん雌で、これは雄です。

見分ける手がかりは、側頭部のワンポイントです。
頭が割れてしまい、中身が見えているわけではありません。
雄にだけ赤い羽があるのですが、ほんの数枚なので、
角度などで、わかりにくいこともあります。
そのため、赤くないものが雌であるとも限らないのです。


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■■■ 2018.6.24 ■■■
#862 あおるように

我が家の前で見かける昆虫は、種類も数も減りました。
工事のために、河川敷が整備をされたことと、
剪定や除草が頻繁に行われているのが、大きな要因かと思います。
生き物には、土や草が必要です。

綺麗に並んでいるナツグミの実を、あおるように撮ります。
太陽が雲に隠れて、影が弱まるまで待ちました。
少し前にも、似ているカットを写したような気がしますが、
自分として気持ちのよい構図は、それほどバリエーションがないのと、
撮影者としての引き出しが、あまりないからかもしれません。


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■■■ 2018.6.26 ■■■
#863 人類も自然界の一部

今年もまた、外来種の捕獲作業が行われています。
昔に比べて、棲息する魚は一変しました。
いま目につくのは、まずは巨大なコイ、
そして、ブラックバスやブルーギルです。
亀の種類も、かつてはクサガメがいたくらいですが、
ミシシッピアカミミガメが、爆発的に増えました。

それらは、この半世紀ほどの間に持ち込まれたものです。
人類も、地球上の生き物だと考えれば、
その行いも、自然な出来事のひとつなのかもしれません。


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■■■ 2018.6.27 ■■■
#864 日陰でも美しく

気温が35度に迫り、夏本番の日射しを感じます。
ほとんど雨は降らずに、早くも梅雨が終わりそうです。
日本の気候は、やはり変化をしているのかもしれません。

ボタンクサギは、すでに何回かご紹介をしています。
#551のような満開も見事ですが、数輪だけの咲き始めも素敵で、
蕾の頃から、毎日のように様子を確認していました。

本来は、明るい場所でよく育ちますが、
日陰でも、美しい花をつけることができるようです。

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■■■ 2018.6.29 ■■■
#865 連結シルエット

クロイトトンボの雄と、下にいるのは雌です。
すでに交尾は済んでいますが、まだ連結をしたまま飛んで、
雌が違う雄と一緒にならないように、監視をしています。

水草に掴まりながら、これから池にお尻を入れて産卵をしますが、
その振動を、獲物が落ちてきたのかと勘違いをして、
すぐに、アメンボが近づいてきます。

#852のように、本来は美しい色ですが、
逆光によるシルエットで、メタリックな感じに写りました。

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■■■ 2018.7.1 ■■■
#866 青い目のカラス

ガーガーと、木の上でカラスが鳴いています。
図体は大きくても子供で、食べ物の催促をしているようです。
なんだか面倒だわ、という感じで親鳥が近づいてきて、
口移しで、何かを与えていました。
ひとり立ちをするまでには、まだ少し時間がかかるのかもしれません。

白目の部分が、幼鳥は綺麗なブルーで、
成長をすると濃い茶色になり、目全体が黒く見えるようになります。
ちいさい頃は、澄んだ目をしているのに、
大人になると濁るのは、人間も同じかもしれません。

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■■■ 2018.7.2 ■■■
#867 君子は近寄らない

雨上がりに、赤いキノコが生えていました。
いかにも毒がありそうで、ドクベニタケのようです。

日本には、4000種類以上のキノコがあるそうで、
出た直後と萎れる寸前では、容姿がまるで異なることが多くて、
よほどの専門知識がないと、正確には見分けがつきません。
ドクベニタケに似ていても、無害なものもあるようです。

撮影をしていて、どなたさまかしらんと思うことばかりなので、
君子はキノコに近寄らないのが、間違いがないようです。

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■■■ 2018.7.4 ■■■
#868 表は赤

ウラギンシジミの翅の裏は、銀というよりも純白です。
以前に、#349でご紹介をしています。

雌は表もシックですが、雄は鮮やかな赤です。
白さとは対照的で、美しさがより引き立つ感じがします。

このあたりでは、滅多にお目にかかれないのと、
休む時には、翅を立てていることが多いので、
広げた派手な姿は、いままで綺麗に写せませんでしたが、
コブシの葉にいるところを、ようやく捉えました。

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■■■ 2018.7.5 ■■■
#869 無事に育ちますように

外来種を捕獲する罠を利用して、カイツブリが営巣しました。
岸にかなり近くて、あたりには遮るものがありません。
このあたりでは、数が増えているために、
縄張り争いに敗れると、よい場所に巣を作れないのかもしれません。
この夫婦は同時に留守にすることが多くて、いかにもカラスに狙われそうです。

数日後、1羽だけが鳴きながら池を泳いでいます。
やはり盗られたのかと思いましたが、しばらくすると巣に戻り、
嘴で枯葉を掻き分けると卵があり、温め始めました。
それほどお馬鹿さんではなくて、一応は隠していたようです。

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■■■ 2018.7.7 ■■■
#870 ちろちろ

アオダイショウが、石垣の隙間から顔を出しています。
体をくねらせながら、頭だけを水の上に出して、
得意ではなくても、器用に泳ぐことができるのです。
これから夏に向けて、水浴シーンが増えるのかもしれません。

ちろちろと、いつも蛇が舌を出しているのは、
嗅覚により、あたりの様子を判断するためです。
空気中の匂いを、舌先の左右につけて、
口の中にある、一対の鼻のような器官に運びます。
先が分かれているので、立体的に感じられるようです。

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