晴れ、ときどき更新



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2018.5.21
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#841 風の日が多くて

自然を被写体にしていると、風が気になります。
今年はなぜか、強く吹く日が多いようです。

草や木が揺れてしまうと、撮影が難しくなります。
三脚や手ぶれ補正では、動きを止められないので、
感度を上げて、速いシャッタースピードで対応をするしかありません。

ピント合わせが大変な状況では、テンションが下がりますが、
写真は一期一会で、同じシーンには出会えません。
目についたものは、できるだけ写しておきたいものです。


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■■■ 2018.5.23 ■■■
#842 複雑怪奇

草叢の中に、サトキマダラヒカゲがいました。
超望遠で狙いながら、徐々に距離を詰めて、
最後には触れるところまで近づいて、マクロレンズで写します。

夕暮れなので、休んで動かないのかと思いましたが、
翅に傷がなくて、かなり綺麗なので、
羽化をしたばかりで、まだ飛べないのかもしれません。

リズミカルな円の模様をポイントにして、目一杯にフレーミングをしました。
自然が創り出すものは、独創的で複雑怪奇です。

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■■■ 2018.5.25 ■■■
#843 あやかりたい

このところ、時間に余裕があるので、
#842までの写真で、被写体の一覧表を作成したところ、
このあたりで、よく見かける植物や昆虫なのに、
まだ出ていないものが、いろいろといるようです。
徐々にですが、ご紹介をしたいと思います。

前回のサトキマダラヒカゲもそうですが、ムラサキカタバミもそのひとつです。
原産地は南アフリカで、江戸時代に観賞用として持ち込まれました。
生命力が逞しくて、いまでは在来種のように繁殖をしています。
最近の自分は怪我や病気が多いので、その強さにあやかりたいものです。

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■■■ 2018.5.27 ■■■
#844 気づかれないように

ミツガシワの茂みから、カナヘビが顔を出しました。
首を左右に振りながら、あたりの様子を伺います。

日本にいる多くは、固有種のニホンカナヘビです。
子供の頃に、よく遊んでいただきました。
いじめていたこともあり、謝らなければいけないのですが、
いまさら反省をしても手遅れで、たぶん自分は地獄行きです。

あまりに近づいて、驚かせてしまうといけないので、
少し離れたところから、静かにシャッターを切りました。

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■■■ 2018.5.29 ■■■
#845 サクランボに似ている実

ユスラウメの実は、サクランボに似てはいるものの、
軸が短いので、すぐに見分けがつきます。

ジャムにするだけではなくて、生でも食べられるのですが、
スーパーで売られているところを、見たことがありません。
商業的に出回らない理由が、たぶんあるのだと思います。

葉のバランスが美しいものを選んで、構図を決めます。
球状の被写体では、いつもピントの位置で迷うのです。
ここでは、一番手前に合わせました。

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■■■ 2018.5.31 ■■■
#846 厳しい現実

ミカンの苗木に、黒いイモムシがいて、
そのうちの1匹だけが、終齢幼虫にまで成長をしました。
リング状の模様があるので、クロアゲハだと思います。
枝に貼りついて、身を隠しているつもりかもしれませんが、
葉を食べ尽したために、まる見えです。

その後、無事に蛹にはなれたものの、
たまたま見ている時に、中からウジムシが出てきました。
なんと、寄生バエにやられたようです。
蝶になれる確率は、それほど高くはないのかもしれません。

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■■■ 2018.6.2 ■■■
#847 そろそろ梅雨入り

曇り空で、湿度の高い日が続いています。
九州はもう梅雨入りで、こちらもそろそろのようです。

平日の鳥たちは、のんびりとしている感じです。
アオサギが、岸辺にまで来ています。

猫には評判がよくなくて、いつも睨まれてばかりの自分でも、
なぜか鳥には、そこそこの人気があるのです。
おいでおいでをすると、どんどんと近づいて来てくれます。
妙なホルモンが、体から滲み出ているのかもしれません。

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■■■ 2018.6.3 ■■■
#848 いろいろと考えながら

ザクロの花の撮影は、いままでにもしていますが、
高い位置にあることが多くて、なかなか思うようになりません。

咲いたものが重なり合うとカタチが崩れるので、1輪だけを狙います。
たくさんある葉を、どのように処理をするのかも悩みどころです。
隙間から白い空が見えると、がさがさとした感じになるため、
全体が緑色になるように、慎重に構図を決めました。

花びらの皺を表現するために、彩度が上がり過ぎないようにします。
赤系の色は飽和をして潰れやすいので、気をつけないといけません。

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■■■ 2018.6.5 ■■■
#849 星のような

ひらひらと流されている蝶がいるので、追いかけてみると、
やはり、ホシミスジでした。
#835の幼虫が大人になると、このようになります。

いつもは、両翼を平らにして止まることが多いのですが、
強い風に煽られて、翅の裏側が見えていました。
星のような黒い点で、他のミスジチョウと見分けがつきます。

体が傾きながらも、飛ばされまいと鉄柵にしがみついています。
もう少し穏やかな場所で休めば、苦労をしないはずです。

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■■■ 2018.6.6 ■■■
#850 美しいとされていますが

この時期になると、ガガンボがよく出てきますが、
目立つものには、あまりお目にかかりません。

これは派手な、ホリカワクシヒゲガガンボです。
背中の色が、よくある図鑑の写真とは微妙に違うようですが、
たぶん、個体変異ではないかと思います。

日本には、数百種類のガガンボがいて、
その中でも美しいとされていますが、それは虫好きからの視点で、
気持ちが悪いと感じる人のほうが、多いような気がします。

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