晴れ、ときどき更新



■■■
2017.7.14
■■■
#711 全身像

そろそろいるかなと思いながら、出かけてみました。
やはり、ヤブヤンマがいます。
このあたりでは、あまりお目にかかれないトンボです。

気温が上がる日中は、ほとんど木陰で休んでいる暑がりで、
その間は、近づいても逃げないため、
見つけることができれば、いろいろなアングルから撮り放題です。

#370では部分だけをご紹介しましたが、今回は全身像です。
青い眼が、とても印象的です。


 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.7.16 ■■■
#712 ときどきムラサキ

遠くから見ると、キマダラヒカゲかと思いましたが、
翅を開いた一瞬、綺麗に輝きました。
初めてお逢いしました、コムラサキです。

基本的には、こげ茶と橙のまだら模様ですが、
光の当たり方により、部分的に青紫になります。
この写真では、片方の翅だけに色がついて見えます。

カナブンと一緒に、クヌギの樹液で食事中です。
一心不乱のようで、近づいても逃げませんでした。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.7.18 ■■■
#713 半化粧と半夏生

ハンゲショウは葉が部分的に白いので、漢字では半化粧と書きますが、
季節の変わり目を表す雑節に、半夏生(はんげしょう)というのがあり、
その頃に咲くので、半夏生とも呼ばれます。

半夏という言葉は、同じ頃に花をつける別の植物にも使われていて、
そのうちのひとつであるオオハンゲを、#514でご紹介をしています。

どちらにも半夏とついているのが、ややこしいのですが、
こちらのハンゲショウは、まさに半分だけ白粉をつけたようなので、
半夏生よりも半化粧というほうが、より相応しいように思います。

 写真をクリックすると拡大します




■■■ 2017.7.21 ■■■
#714 トンボもつらいよ

ウチワヤンマを、よく見かけるようになりました。
見晴らしのよい場所にいるので、撮りやすいトンボです。

枯れ枝にしがみついて、逆立ちをしています。
太陽にお尻を向けて、直射日光が当たる面積を少なくすることで、
熱を受けないようにして、暑さをしのいでいるようです。

強烈な日射しの下で、かなり無理な格好をしています。
のんびりと、日陰にいれば楽なはずですが、
縄張りを守るために、この場を離れられないのかもしれません。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.7.23 ■■■
#715 大暑

7月23日は二十四節気のひとつ、大暑です。
このところの連日、35度くらいまで気温が上昇して、
蛇口をひねると、水ではなくてお湯のようなものが出ます。
以前にも書きましたが、暑さはあまり気にならないのですが、
正確にいえば、鈍感なだけなのかもしれません。
バス停で待つ間、すべての人が日陰に逃げ込んでいるのに、
ひとりだけ太陽の光を浴びて、それが気持ちよいくらいです。
しかし夜になると、頭痛や悪寒に襲われます。

サルスベリは百日紅とも書くように、まだまだ楽しめそうです。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.7.25 ■■■
#716 慎重派

のんびりしているというか、不用心というか、
アブラゼミは、明るいうちでも羽化をするものがいて、
鳥や蜂に見つかり、食べられてしまうことがあります。

ニイニイゼミは慎重派で、暗いうちに地上に出てきて、
すでに少し色がついていることもあり、あまり目立ちません。
#020のような、アブラゼミの白さとは対照的です。

午前10時だというのに、まだこのようなニイニイゼミもいました。
誰にも気がつかれないうちに、無事に飛び立てることを祈ります。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.7.27 ■■■
#717 スポットライト

我が家の近くの、大きな水溜りのような池で、
どうしたわけか、オオカナダモが繁殖をしました。
記憶では、以前は何もないところなので、
誰かが持ち込んだものが、自然に増えたようです。

ちいさな花が咲いたので、撮影をしようとしたものの、
離れた水面に浮かんでいて、なかなか思うように撮れません。
自分としてはめずらしく、何度か足を運んでようやく写しました。
木漏れ日の下で、1輪だけが輝いています。
舞台上の女優が、スポットライトを浴びたようです。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.7.29 ■■■
#718 繋がる理由

大きな水溜りのような池に、モノサシトンボがいました。
産卵に適した水草が、今年はたくさん生えています。

#029のように、ハートの形で交尾をした後も、
上下に連結をした状態で、一緒に飛んでいることがよくあります。
卵を産む前に雌がまた交尾をすると、新しい精子のほうが有効になるため、
繋がりながら、雄は監視をしているのです。

垂直に立つ雄も、それを支える雌も、
見るからにどちらも大変で、疲れそうな感じがします。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.7.31 ■■■
#719 もどり梅雨

ひさしぶりに青空が広がり、気温が上がりました。
アカボシゴマダラが、木陰を飛んでいます。
もともとは、暖かい地域に棲息している南方系の蝶ですが、
陽の当たらない場所で、休んでいることも多く、
吸水してるところも、よく見かけるので、
もしかすると、暑いのが苦手なのかもしれません。

この数日は曇天が続き、明日からもぐずつくようです。
ほとんど降らないまま、梅雨明け宣言が出ましたが、
もしかすると、いまが梅雨本番なのかもしれません。

 写真をクリックすると拡大します



■■■ 2017.8.2 ■■■
#720 待ち構える

ボタンクサギの花に、オオカマキリがいました。
このくらい上手く緑に同化をすれば、たぶん気がつかれません。
翅がないので、成長している途中です。

しばらくすると、クロアゲハが飛んで来ました。
果敢にも跳びつきますが、ひらりとかわされてしまいます。
大きな蝶を捕えるには、まだパワーが不足しているようです。

翌日も、また同じ場所にいました。
前の日から、食事にありつけていないのかもしれません。

 写真をクリックすると拡大します


  トップページはこちら    「晴れ、ときどき更新」掲載一覧はこちら   前のページはこちら   次のページはこちら