晴れ、ときどき更新



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2017.5.4
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#681 トンボの季節

4月になると、もうトンボの季節です。
まず現れるのはアジアイトトンボで、赤いのは雌です。

早朝の体操をしているのか、首をくるくると回していました。
白目を剥いたようなのは、頭の下側が見えているからです。
顔の真ん中には、小さな口があります。

何年か前までは、冬でも晴れて暖かい日には、
オツネントンボという、年を越すトンボを見ることもありましたが、
数が減少しているのか、最近はお目にかかれずに残念です。


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■■■ 2017.5.7 ■■■
#682 新しい発見

昔のカラスは、レンズを向けると逃げましたが、
いまはカメラだと認識をしているのか、まるで警戒をしません。
おかげでアップが撮りやすくなり、新しい発見がありました。
ハシブトガラスは、嘴まで毛が伸びているようです。

これからは、巣作りのシーズンということで、
最近は、枝を運んでいるカラスをよく見かけます。
ヒナが誕生をすると、子供を守るために神経質になるようです。
去年は、不意打ちで脳天を直撃されましたが、
幸いにも帽子の上からで、頭に嘴が刺さらずにすみました。

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■■■ 2017.5.10 ■■■
#683 優しそうな花

ゴギョウといえば、ハハコグサのことです。
春の七草ですが、あまり食べられそうな感じがしません。
いくつもの小さな花が纏まり、筒のような形をつくり、
それらが集まることで、黄色いぼんぼんが並びます。

名前の由来には諸説があり、確定的なものはないようですが、
優しそうな雰囲気に、ハハコグサという響きは相応しいと思います。

個人的には、写すのが難しい花です。
屋外の自然光ですが、スタジオで撮影をしたようになりました。

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■■■ 2017.5.12 ■■■
#684 それもまたよし

午前5時に目が覚めたので、散歩に出かけます。
晴れていれば、斜めからの光が綺麗なのですが、
この日はあいにく、どんよりとした曇り空でした。
徐々に明るくなるだけで、ドラマチックな感じはしません。

散り落ちて変色した花が、水面に浮かんで、
その中を、カルガモが泳いでいました。
いまの時期は、つがいでいることも多いのですが、
ひとりだけで、のんびりとしています。
それもまたよし、かもしれません。

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■■■ 2017.5.16 ■■■
#685 試験管ブラシ

植物の種類により、花の形はさまざまです。
観賞をする立場からすれば、変化があり楽しいものの、
これほどまでに千差万別でなければいけない理由があるのかと、不思議に思います。

シライトソウの花びらは6枚、というよりも6本ですが、
糸状に長いものが4本で、残りの2つは目立ちません。
その花がたくさん集まると、試験管を洗うブラシのようになります。

花の隙間には、流れてきた蜘蛛の糸のようなものがついていることがあり、
目立つところは、撮る前に取り除くようにしています。

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■■■ 2017.5.18 ■■■
#686 肌寒い日

この日の最高気温は、20度に届きませんでした。
虫たちは、寒さで震えているのではないかと、
草むらに目をやりながら、いつものコースを歩きます。

果たして、アカシジミが休んでいました。
このあたりでは数が少なく、滅多に出会いません。
高いところにいることが多い、樹上性のチョウです。

おぼつかない足取りで、よたよたと葉の上を移動した後で、
弱々しく飛びながら、林の中へと消えました。

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■■■ 2017.5.20 ■■■
#687 お逢いできて

河川の改修工事が、相変わらず続いているので、
どうだろうかと、若干の心配をしていたものの、
今年も無事に、ハグロトンボにお逢いできました。
時期としては、例年よりも少し早い気がします。
しかし、まだ1匹しかいません。
群れて飛ぶ姿を、また見ることができればよいのですが。

おとといに比べて、最高気温が10度も上がりました。
これだけ差が激しいと、体調管理が難しいのですが、
虫たちは変化に対応して、逞しく生きています。

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■■■ 2017.5.23 ■■■
#688 忍耐

タンポポのようなこの花は、イワニガナが本名のようですが、
地面を這うように広がるので、一般的にはジシバリとも呼ばれています。

近所で除草があり、ほとんどが抜き取られてしまいました。
明るくて晩春に相応しい花ですが、人間が意図して植えたもの以外は雑草扱いで、
いくら美しく咲いても、排除されてしまいます。

ジシバリの花言葉を調べたら、忍耐でした。
抜かれても抜かれても逞しく生きる、ということかもしれません。
来年もまた、可憐な花を見たいものです。

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■■■ 2017.5.25 ■■■
#689 雨の中

雨の中、散策路を歩いていたら、
今年初めて、オオミズアオとコフキトンボに出逢いました。

オオミズアオは、池の杭にしがみついていました。
雨宿りができる場所は、どこにでもありそうなのですが、
ずぶ濡れで、動けないのかもしれません。

コフキトンボは、翅がまだかなり綺麗なので、
羽化をして、それほど間がないのかもしれません。
目玉についた水滴は気にならないのか、気になります。

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■■■ 2017.5.28 ■■■
#690 水面を飛ぶ

冬の間、この池には多くのサギが集結をしていました。
もちろんオレオレではなくて、アオサギやゴイサギ、
そして、純白の羽が美しいダイサギやコサギです。

いまの時期になると、ほとんどは姿を消します。
田んぼに水が入ると、そちらに移動をするのかもしれません。

もうひとつ、カラスの存在も大きいようです。
集団として纏まり、このあたりを支配しているので、
他の野鳥からすれば、必ずしも棲みやすい環境ではなさそうです。

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