■■■ 2024.3.2■■■
#1891 寒の戻り
先月の中旬に、季節外れの暖かな陽気が続き、
一気に春に向かうのかと思いきや、そうは問屋が卸さないようで、
このところ、それなりの寒さに戻りました。
カンザクラを追うように、カワヅザクラも咲いたものの、
その後は、全体的に動きが鈍い感じがします。

ソメイヨシノも、3月の半ばには開花をしそうな勢いでしたが、
最新の予想では、むしろ昨年よりも遅くなるらしいです。
それでも月末には満開になり、見頃を迎えるようなので、
昔に比べれば、早いのは間違いありません。



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■■■ 2024.3.4 ■■■
#1892 白梅と観音様
種類と場所により、梅の花期は年末から3月までと長いのですが、
暖かな日が続いて、その間に開花が一気に進んだのか、
2月に満開になる木々の見頃が、例年に比べて短く感じます。

ひさしぶりに、観音様のところにお伺いをすると、
すでに先客がいて、お願いごとをしているようです。

ここはまさに白梅の盛りで、手前にあしらいながら構図を決めます。
逆光気味ですが、薄い雲で空が覆われて、
さらに夕暮れ時ということで、柔らかな雰囲気で撮影ができました。



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■■■ 2024.3.6 ■■■
#1893 順調に回復中
新しいポンプが稼働をして、およそ1週間が過ぎました。
地下水が汲み上げられて、池の水位が回復をしつつあります。
この調子ならば、来週には元の状態に戻りそうです。

水底が露わに見える場所は、ほとんどなくなり、
視察をするように、あちらこちらでアオサギが闊歩をしています。

この写真は、GRVで撮影をしました。
かなりの逆光ですが、クリアな描写で光芒も綺麗です。
コンパクトでも、ポテンシャルの高さを感じます。



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■■■ 2024.3.8 ■■■
#1894 春まだ遠し
2月下旬以降、平年並みかそれを下回る気温が続いて、
最近はまた、真冬のような感じです。

3月20日よりも前とされている、ソメイヨシノの開花予想も、
暖かさが戻らないと、遅れるかもしれません。
マンサクやミツマタは、すでに咲き始めていますが、
いまのところ、足踏み状態です。

季節の進みが、これほどのんびりしていると、
春よ早く来いと、歩き始めたミイチャンでなくても思います。



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■■■ 2024.3.10 ■■■
#1895 桜隠し
寒い寒いと呟いていたら、とうとう雪になりました。
3時間くらいでやんだので、前回ほどの降りではありませんが、
3月に東京で積雪を記録するのは、4年ぶりなのだそうです。

カワヅザクラを見に行くと、綺麗に雪化粧をしています。
半分は氷の粒で、水分が多くて重たいために、
枝が全体に垂れ下がり、上から潰されたような感じです。

どの場所から写すのがよいだろうかと、アングルを探しながら歩き、
左側に少しだけ、カンヒザクラを入れてみました。


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■■■ 2024.3.12 ■■■
#1896 ほぼ猛禽類
この冬もまた、モズに出会いました。
見晴らしのよい高い場所で、縄張りを監視して、
偵察をしながら飛び回るため、目につきやすいようです。
嘴が鉤状に曲がり、昆虫のほかに小動物や小鳥も狩りますが、
スズメの仲間なので、正しくは猛禽類ではありません。

獲物を木などに刺す、はやにえと呼ばれる習性は、
大阪市立大学の研究によると、冬の保存食としてだけではなくて、
雄の場合は、春の繁殖期に向けて体力をつけて、
よい声で鳴いて雌を呼ぶために、重要なものなのだそうです。


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■■■ 2024.3.14 ■■■
#1897 春が出た
異常な暖かさの後、しばらく寒い日が続いたものの、
この前の雪を境に、また季節が少し動き始めたようです。
マフラーと手袋は、洗濯をして片づけました。

土の中から扉を開けるように、ツクシが顔を出しました。
今月の末あたりから、植物たちは一斉に花盛りの時期を迎えますが、
勿体ないので順番に咲いて欲しいと、思わずにはいられません。

温暖化の影響もあるのか、近年は夏の訪れが早い感じがしますが、
もう少し長く、春を愉しみたいものです。


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■■■ 2024.3.16 ■■■
#1898 厄介者
カンザクラが咲くと、姿を見せる厄介者がいます。
メジロやヒヨドリは、上品に蜜を吸うのに、
ワカケホンセイインコは嘴が鉤状で、花の奥まで届かないために、
ひとつずつ根元からちぎり、舐めては捨ててしまうのです。

毎日のように、そこそこの数で訪れては、
1羽が1回につき、蕾も含めて軽く100個はむしり取ります。
生きていくために必要ならば、仕方がありませんが、
狙われた木の下は、ピンクの絨毯を敷いたようになり、
当然のことながら、寂しいお花見になるのです。


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■■■ 2024.3.18 ■■■
#1899 早起きをしたものの
このあたりの越冬組では、寝坊助と思われるルリタテハも、
20℃を超す日が続いたので、さすがに目を覚ましたようです。
3月中旬にお会いするのは、初めてかもしれません。

枯れたオギの葉の上で、日光浴をしようとするものの、
縄張り意識が強いキタテハに、しつこく追い回されてしまい、
太陽に温められた石碑を見つけて、ようやく休むことができました。

暖かな陽気も束の間で、これから再び寒気が訪れるそうなので、
寒さをしのげるどこかで、本当の春を待たなければなりません。


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■■■ 2024.3.20 ■■■
#1900 水が戻る
壊れていた地下水の汲み上げポンプが、新しいものに交換されて、
♯1890の場所も、ようやく渇水状態ではなくなりました。
風が吹くと、きらきらと水面が輝いて見えます。
やはり、池には水がないと格好がつきません。

近所の自然をウェブサイトに載せ始めて、これで1900回目です。
タイトルの通りに、当初は時々のつもりでいたものの、
コロナ禍の頃は家にいて時間があり、そもそもが無闇矢鱈と暇なので、
基本的に隔日という、そこそこの更新頻度になりました。
出ていただいた動植物の皆さまには、感謝感激しかありません。


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