なまらなんくるないさ



■■■ 2022.1.17 ■■■
#1501 貨物専用線

横浜駅の近くには、海へと繋がる線路があり、
ガソリンを運ぶ貨物列車が、そこそこの頻度で往来をしていました。
港へ向かう時は、ランランランという軽快な足取りなのに、
帰りは満タンなので、苦しげな感じがします。

川のほとりには多くのタワーマンションがあり、窓からは絶景が眺められそうです。
値段を調べてみると、買えないこともない気がしますが、
とりあえずその前に、サマージャンボで1等を当てなければなりません。
くじ運を始めとして、人生のすべてのことに見放されているので、
素晴らしい景観を拝む機会は、たぶん生涯なさそうです。


撮影地 : 神奈川県 新高島
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■■■ 2022.1.18 ■■■
#1502 いずもとかもめ

横須賀駅で降りると、大きな船が停泊をしています。
空母みたいに平らな甲板で、アメリカの軍艦かと思いましたが、
駅前にいるはずはないので、調べてみたところ、
ヘリコプターが搭載できる海上自衛隊の護衛艦、いずもでした。
国内の災害時にも派遣されて、活躍をしているようです。

空中で急ブレーキをかけているのは、たぶんセグロカモメです。
なんとなく黒ずんでいるのは、まだ幼鳥なので仕方がありません。
カモメにもいろいろな種類がいて、どこにでもいる気がするものの、
その多くは渡り鳥で、冬の間だけ日本に来ています。


撮影地 : 神奈川県 横須賀
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■■■ 2022.1.19 ■■■
#1503 二者択一を迫る写真展

年間に200の写真展に足を運ぶことを、かつてはノルマにしていた時期もありましたが、
最近はとんとご無沙汰で、昨年は片手で数えられるほどしか観ていません。

今道子さんが地元の鎌倉で個展を開催されて、お日柄もよいので出かけてみました。
テイクではなくてメイクとされる、創り上げるタイプの写真で、
西のジョエル・ピーター・ウィトキンか、東の今道子かといえるほど、
シュールというだけではなくて、猟奇的な匂いが漂うために、
単純に凄いと思うか、生理的に受け付けないか、
鑑賞をする側に、二者択一を迫るような作品ではないかと思います。
面白いと感じてしまう自分は、もしかすると若干あちらの人間なのかもしれません。


撮影地 : 神奈川県 北鎌倉
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■■■ 2022.1.21 ■■■
#1504 そろそろお年頃

コロナウイルスの感染が再拡大をして、なかなか旅ができませんが、
たまに日帰りの外出をして、運動不足と欲求不満の解消をしています。

朝から出かけると、20キロくらいは歩いて、
かつてならば、翌日に響くことはありませんでしたが、
最近は、なんとなく疲れが残る感じがします。
もうじき還暦なので、仕方がないのかもしれません。

これからも体力を維持できるように、あまりセーブはせずにやりたいものの、
さりとて、自分の体とも相談をしないといけないお年頃です。


撮影地 : 東京都 有楽町
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■■■ 2022.1.22 ■■■
#1505 変わりゆく晴海

晴海客船ターミナルが、この2月で役目を終えることになりました。
過去に訪れたはずなのですが、なぜか記憶がありません。
もしかするとロケハンだけで、実際の撮影はしていないような気もします。
解体される前に、もう一度きちんと見ておきたいものの、
コロナウイルスの感染拡大で今月から閉鎖されていて、このままさよならになりそうです。

その隣には、オリンピックの選手村として使われた晴海フラッグがあり、
これから一般の住居として引き渡されるまでには、まだかなりの工事が残されています。
東京モーターショーが開催されていた場所に、突然ひとつの大きな町ができるのは、
なんだか信じられなくて、とてつもなく大きな時の流れを感じてしまうのです。


撮影地 : 東京都 晴海
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■■■ 2022.1.24 ■■■
#1506 Shadowgraphy at Osanbashi 1

海外からの大型客船が来るようになるには、まだ時間がかかりそうですが、
国内のクルーズが徐々に再開されて、大さん橋は賑わいを取り戻しつつあります。
みなとみらい地区からベイブリッジ、さらにマリンタワーまで、
ぐるりとすべてを見渡せる景観は、散策のコースとしても最高かもしれません。
この日も老若男女、多くの人がそれぞれに楽しんでいました。

横浜に来ると、とりあえずはここに足を運びたくなります。
歩くところがすべて木でできているために、温もりが感じられるのが心地よくて、
暖かな日射しを浴びながら、階段状の場所で腰を掛けていると、
気がつかないうちに、うつらうつらしてしまうのです。


撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2022.1.25 ■■■
#1507 Shadowgraphy at Osanbashi 2

いまの大さん橋は、今世紀の初めに作られました。
かつては、メリケン波止場と呼ばれていた場所で、
同じ名前でも、神戸港にあるほうが有名なのかもしれませんが、
別れのブルースで歌われたのは、こちらの横浜のようです。

屋上部分は、ゆるやかなスロープをしており、
くじらのせなか、という愛称がつけられています。
青空が大きく拡がり、とても気持ちのよい日に、
最も高いあたりで、宮本浩次さんのようなポーズをする人がいました。
向こうにあるオブジェを、真似ているのかもしれません。


撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2022.1.26 ■■■
#1508 Shadowgraphy at Osanbashi 3

大さん橋のさんは、平仮名が正式名称とされています。
桟橋とは構造が違うために、あえて漢字を使用していないのかもしれません。

もうしばらくすると、にっぽん丸が出航をします。
離岸をする時に3回の汽笛を響かせるのは、規則や法律で定められてはいないものの、
これから出かけてまいりますと、礼儀正しく挨拶をしているのです。

反対側に接岸をしている飛鳥Ⅱが、同じようにボーボーボーと鳴らしました。
気をつけて航海をしてくださいねと、お見送りの言葉をかけた感じです。
このようなやりとりに遭遇をすると、やはり港はいいなあと思います。


撮影地 : 神奈川県 日本大通り
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■■■ 2022.1.28 ■■■
#1509 だめなひと

このところ寒さが続いて、コロナウイルスの感染も拡大中のため、
なかなか出かける気にならず、ぬくぬくと家で過ごす日々です。
ごろごろしていると楽だなあと、つくづく思います。

お菓子なんぞで暇を潰していますが、これがなかなか美味しいのです。
ダイエット中だというのに、行動は真逆を向いてしまいます。
ぱくぱく食べているうちに、気持ちが悪くなりました。

人間というものは、長く生きていても進歩をしないものです。
そのような愚か者は、もしかすると自分だけかもしれません。


撮影地 : 東京都 西荻窪
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■■■ 2022.1.30 ■■■
#1510 CGみたいでも

この20年ほどは、ほぼデジタルカメラで撮影をしています。
粒子がランダムに並ぶフィルムに対して、規則正しい格子状であるのに加えて、
画像処理がかかることで、コンピューターグラフィックス的に見えることがしばしばです。
そもそものイメージセンサーが、パソコンのモニターに適応するようにできているので、
CGみたいになるのは、当然なのかもしれません。

後工程でノイズを加えて、アナログ感を出す方法も考えられるものの、
それまでの写真に合わせるのではなくて、目で捉えた光景に近づけばよいので、
当人が満足できる結果であれば、どちらでも構わないのかもしれません。
技術の恩恵に浴しながら、自分はすんなりとデジタルに移行ができた気がします。


撮影地 : 東京都 練馬
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